第31話 ページ33
三木ヱ門side
Aさんと部屋に入り、色々と準備をしていると共に準備をしている守一郎とAさんと親しげにしており、少し心がモヤモヤとした。
私の方が先に仲良くなったのに……守一郎とばかり話してずるい……
守一郎を意識しないように、私の寝間着を渡してあげれば、申し訳なさそうに受け取り、お礼を言ってくれた。
忍術学園のアイドルである私は気遣いも完璧だからな!
Aさんと話している時の守一郎は頬を赤く染めて、明らかに恋に落ちた顔をしていた。それが何となくモヤモヤする。
少しムッとしていると、Aさんが袖をチョンチョンと引っ張ってきて、着替えてもいい……?と上目遣いで聞いてきたので、思わず鼓動が跳ね上がった。
しばらく思考停止して固まっていたが、急いで首を横に振り正気に戻すようにしてから返事をする。
三木ヱ門「ぁ、あぁ、着替えるのなら私たちは外に出るとしよう!」
横目で守一郎を見ると、Aさんに見惚れているらしく、ボケーッとしていた。着替えを見る訳にも行かないので、守一郎を正気に戻すために目の前で手を振ってみる。
三木ヱ門「守一郎……守一郎〜!おーい!!見すぎだ馬鹿!Aさんが着替えるから、部屋出るぞ!」
と守一郎の意識が帰ってきたのを確認してから、部屋から出るようにする。
外に出ると風が冷たく、程よく頭を冷やしてくれる。
守一郎のお陰で、自分の気持ちを自覚してしまった。
私が火器以外で興味を持つなんて初めてだ。
私はAさんが好き。誰にも渡したくない。
守一郎がライバルとは……自覚していないようだが、時間の問題だろう。私から身を引くつもりは無い。
それは守一郎も同じだろう。
本気でぶつかり合おうじゃないか。
だが、守一郎と仲が悪くなるのも嫌なので、自覚するまでは黙っておくことにしよう。
密かな情熱を燃やしていると、彼女の声が聞こえ、2人で部屋の中に入るようにする。
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スイちゃんのご友人のご友人 - ドゾッ【輸血】三c⌒っ.ω.)っ シューッ (2023年2月2日 1時) (レス) @page8 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 最高(^^ω)輸血パックをください、、、、、 (2023年1月20日 22時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
Spring(プロフ) - 雅さん>>素敵なコメントありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!綾部くんと食満先輩かっこいいですよね……!☺️❤これからも沢山出していきたいと考えていますのでどうぞこの作品をよろしくお願いします☺️ (2022年9月1日 21時) (レス) @page40 id: bb9c13b2cc (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 私の推しキャラは、綾部喜八郎君と食満留三郎先輩ですね…😅💓他の上級生のキャラも良い☺️✨👍いちばんの中では、綾部喜八郎君ですね…😭(泣き恥) (2022年9月1日 20時) (レス) id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。Springさんが作成した忍たまの小説、読んだら面白くて、見入ってしまいました(笑)続きが気になるぐらい😅 (2022年9月1日 20時) (レス) @page17 id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spring | 作成日時:2022年8月30日 5時