後日談2-3 ページ27
エ「リンタロウ!これあと2つ欲しいわ!!」
森「勿論だよエリスちゃん!どんどんお食べ!君も遠慮しなくていいのだよ?」
『あ、いえ……私甘いものはどうにも苦手で……』
頬が引き攣らないように頑張って笑みを作って云った
ごめんなさい嘘です甘いもの大好きです
今目の前でエリスちゃんが食べてるケーキ喉から手が出る程食べたいです
そして中也さんは優雅に珈琲を飲んでいる
私もアイスコーヒーを飲んでいるのだが、私はやっぱりうずまきの珈琲の方が好きだなぁと思う
熱中症と云っても経度だったのと脱水症状も少しあったので少しどこかで涼んでいればいいだろう、ということで今喫茶店にいる訳だが……
なんでこんなお高いところに居るんだろうか私
しかも面子が面子
安吾さんがぶっ倒れそうな組み合わせだなあと思わず遠い目になる
色んな意味で怖いですこの空間
森「ところで、名前をお聞きしても?」
『え、あ、はい。Aと申します。すみませんこんないいお店に……』
森「いえいえ、お気になさらず。仕事は何を?」
『司書をしています。今日は休みで……。弟の会社に差し入れでも作って行ってやろうと思って買い出しに出たのですが……お恥ずかしい限りです。森さんは何を?』
この人相手に嘘なんて付いてもすぐバレる
なるべく事実を言うようにしなくては
ちなみに司書というのも事実だ
前世では図書館司書として働いていたし、今も異能の関係で司書紛いのことをやっている
森「……ほう。何故私の名前が分かったのですか?」
森さんの雰囲気が若干変わり、目が細められた
あ、まずいこれはやった
だが私はお得意のポーカーフェイスで何事も無かったかのように言葉を紡いだ
『そちらの方が"森医師"と仰っていたので。その様子だと合っていたみたいですね。良かった』
焦りを感じさせないようにころころと笑った
落ち着け私
相手のペースに持っていかれたらその瞬間に私の負けだ
勿論ポートマフィアは好きだが可愛い弟の為だ
負けちゃ駄目、我慢よ、A
あと数分は耐えなきゃ
森「成程。どうやらAさんはかなりの頭脳をお持ちのようだ。司書にしておくには勿体ないですね」
『あら、そうですか?ですが私は今の仕事を気に入っていますので』
つまりポートマフィアに来いと
謹んでお断りします!!!
お互いに微笑んでいたが空気は冷えきっている
もうヤダ切実に帰りたい
その時、救世主の声がした
太「姉さん!!」
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朱音(プロフ) - 雪月さんありがとうございます!ひぇ……好きだなんて……!!めっちゃ嬉しいです更新頑張ります! (2020年11月9日 7時) (レス) id: 7033fb4795 (このIDを非表示/違反報告)
雪月 - メッチャ面白いですね!好きです…!更新待ってます! (2020年11月8日 23時) (レス) id: 75d6b88503 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱音 | 作成日時:2020年10月17日 18時