【進撃の巨人】潔癖症な彼と過眠症な彼女【リヴァイ】

第7話 大人気ない* ページ10

『リヴァイ』




リ「……」




『リヴァイ怒るな、大人気ないだろ』



リ「本気で削ぐぞ」




そう言うとリヴァイは腰にあったブレードを構える。




『いや冗談だから。リヴァイはリヴァイだよ』




リ「……あえて何も言わないでおく」




『ありがとう』






ハ「Aー！はやくおいでぇぇ！」



『そう言えばあの人も奇行種でしたね、兵長さん』



リ「…あぁ」








・








・








『……つまり、ハンジの合図があるまで攻撃を続けろってことね』







一通りの作戦を聞き終わり、私がそう言うと




ハ「そういうこと！ロープは解かないから安心して！」



ハンジは嬉しそうに頷いた。





本来この作戦はリヴァイが実行するはずだったが、【手加減をしない】と踏んで私にかえられたらしい。






ほんと、無責任にも程がある…






まぁ確かにこの実験は、


巨人の治癒能力がどれ程のものかを知るために行うため、殺してしまっては意味がない。





ハ「じゃあ頼んだよ！」




『了解』






ハンジの合図で巨人を縛っていたロープは解かれ、周りにいた兵士は私達から一定の距離をとった。









「ウヴォォオッ」





巨人は私目掛けて走って来る。





『…あれ？！さっきハンジ、“ロープは解かない”って言わなかったっけ？！』

第8話 人類最弱*→←第6話 お願い*

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