FIRST SOLDIER* ページ2
「すげぇ、あれが…人類最強の兵士」
【人類最強の兵士】
彼はそう呼ばれていた。
憲兵団にいる私にも、彼の噂は毎日のように入ってくる。
「はぁ〜っ、私もかっこいい人の元で働きたい!!」
憲兵団の人はいつも“彼”の話ばかり。
「でもさ、人類最強でも仲間を見殺しにするんだぜ?」
「それ俺も聞いた!
死にたくないから死人や怪我人を捨てていくって…」
「えっ?!そんな事するの?!!」
「死人なんて何人も出てるから今更何とも思わないんだろ」
「憲兵団に入ってて良かったぁ〜」
でもそんな“彼”の噂も、いいものばかりではなかった。
その時の私も、他の人たちと同じような気持ちだったのかもしれない。
あんな出来事があるまでは…ーーー、、
×××年
ちょうど梅雨時だった。
シガンシナ区周辺を囲むように大量の巨人が出現した。
念のため、住民をウォール・マリア内に避難させるように言われ、私達憲兵団はシガンシナ区内を走り回った。
「ちょっと!Aどこ行くの?!」
『子供が下にいるの!先に行って!」
そこには一人で泣いている子供の姿があった。
『君!だいじょ…、、』
私が子供に声をかけた時、大きな岩が落ちてきた。
ドォォォオン!!
『……嘘、何でこんなものを投げ飛ばせるの…?!』
それは恐らく、巨人が投げたものだろう。
奇行種かもしれない…。
私はそこでハッ、として、子供がいた方に目を向けた。
が、子供は岩の下敷きになっていた。
『………っ!!!』
小さな手が、岩の下からこちらに伸びていた。
『何でこんな事に…っ』
自分の目で人が死ぬを見たのは、これが初めてだった。
『……何で、救えなかった?
……何で、もっと早くに気づいてあげられなかった?』
怒りと後悔が、私の頭を洗脳する。
「おい、A!!
前見ろ!前っ!!!」
『………えっ?』
気づいた時には、もう遅かった。
目の前に岩が落ちてきて、私は死を覚悟した。
目を瞑って衝撃に耐えようとしたが、体には痛さではなく、温かさが伝わった。
『………っ!』
「チッ、てめぇは死にたいのか」
それが、リヴァイ兵長だった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ここなっつ(プロフ) - レンさん» ほんとですか?!こんな小説に感動していただきありがとうございます(*^^*) (2017年5月27日 19時) (レス) id: 7e6aae4d6b (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - カナタさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2017年5月27日 19時) (レス) id: 7e6aae4d6b (このIDを非表示/違反報告)
レン - 感動した (2017年5月25日 0時) (レス) id: aea40fe94e (このIDを非表示/違反報告)
カナタ - 面白いです!天才です! (2017年5月24日 22時) (レス) id: aea40fe94e (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - へいちょ大好き人間さん» そ、そんなっ立派だなんて…作者の方が泣きそうです…嬉しいお言葉、ありがとうございます! (2017年5月7日 9時) (レス) id: 7e6aae4d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここなっつ | 作成日時:2017年4月22日 1時