検索窓
今日:10 hit、昨日:17 hit、合計:6,537 hit

Log776 ミノリside ページ36

もはや時間は朝と云うには、遅い時間になっていた。

昼前、くらいだろうか。


直継「おーい、おーいっ!」


茂みを迂回したあたりで休んでいたのは、先ほど念話で確認した通り、直継さん達の一行だった。

にゃん太さんや小竜さん、レザリックさんもいる。

この異世界において、装備品は、その汚れ程度ならば復元力によって自動的に綺麗になる。

装備には耐久度が設定されており、通常の使用程度で起きた損耗は数値にするとわずかな量だ。

数値としてわずかである以上、汚れなどの現実は、数値の方へ寄り添う――それが汚れが落ちる理屈だとされている。

しかし、一方、損耗度が設定されている以上、手荒い扱いは確実に数値それ自体をすりつぶしてゆく。

具体的に云えば、長時間の戦闘により、武器も鎧も徐々に破壊されていくのだ。

武器屋や防具屋で定期的に修理する必要がある由縁だ。

私の目の前の四人。
いずれも90レベルの熟達した〈冒険者〉四人は、私達に数倍する実力を持っている。

しかし、その実力を頼りに、〈緑小鬼(ゴブリン)〉の略奪部隊の中央に飛び込み、散々に攪乱して攻撃を繰り返してきたのだろう。

二人の〈盗剣士(スワッシュバックラー)〉を中心に遊撃フォーメーションを組んで戦ったとは云え、その激しさは私達の比ではなかったに違いない。

★☆★
2019/12/16

Log777 ミノリside→←Log775 ミノリside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年12月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。