Log776 ミノリside ページ36
もはや時間は朝と云うには、遅い時間になっていた。
昼前、くらいだろうか。
直継「おーい、おーいっ!」
茂みを迂回したあたりで休んでいたのは、先ほど念話で確認した通り、直継さん達の一行だった。
にゃん太さんや小竜さん、レザリックさんもいる。
この異世界において、装備品は、その汚れ程度ならば復元力によって自動的に綺麗になる。
装備には耐久度が設定されており、通常の使用程度で起きた損耗は数値にするとわずかな量だ。
数値としてわずかである以上、汚れなどの現実は、数値の方へ寄り添う――それが汚れが落ちる理屈だとされている。
しかし、一方、損耗度が設定されている以上、手荒い扱いは確実に数値それ自体をすりつぶしてゆく。
具体的に云えば、長時間の戦闘により、武器も鎧も徐々に破壊されていくのだ。
武器屋や防具屋で定期的に修理する必要がある由縁だ。
私の目の前の四人。
いずれも90レベルの熟達した〈冒険者〉四人は、私達に数倍する実力を持っている。
しかし、その実力を頼りに、〈
二人の〈
★☆★
2019/12/16
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年12月4日 20時