今日:38 hit、昨日:1 hit、合計:16,780 hit
小|中|大
Log494 トウヤside ページ48
俺は直継師匠のことも、シロエ兄ちゃんに劣らないくらい好きだ。
年齢差を感じさせないような気さくな性格でありながら、頼りがいのあるナイスガイだ。
男はあれくらいタフでなければ、と、俺は思う。
その師匠の教えを受けた身としては、戦闘への挑戦意識は強い。
――いずれはダンジョンにデビューして、一人前の〈冒険者〉への道を踏み出す。
そう意識していなかったと言えば、嘘になる。
トウヤ「よっし、ミノリ!
やるぜ!
明日から【ラグランダの社】だっ!!」
ミノリ「ったく。
トウヤったら。
……もう。
わたしだって絶対一人前になってみせるんだからっ。」
ミノリも覚悟を決めたのか、凛々しい表情で俺を見つめる。
俺達はお馴染みになった拳骨を合わせる挨拶をする。
ザントリーフの夜の校舎で、パチパチとたき火の炎が爆ぜ、明日から始まる訓練に向かう新人プレイヤー達の決意と覚悟を祝福しているようだった。
☆★☆
2019/11/22
Log495 ミノリside→←Log493 トウヤside
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年11月9日 23時