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「Aさん、起きてください」
「ん…」
目を開くと、眩しい光が飛び込んで来て反射的に目を瞑った。
起き上がりながらそろそろともう一度開ける。
「…新八くん…」
「もう、どうしてこんな所で寝てたんですか?風邪引きますよ。さ、もう直ぐ朝ご飯食べますから、座っててください」
テーブルの上には、朝ご飯があった。
今、何時だ…?
「新八くん、今、何時?」
「今ですか?えっと…8時過ぎですね」
2時間近く眠ってたのか…
「銀さんと神楽ちゃんは?」
「まだ寝てますよ。今から起こしに行くんです」
「そう…」
「あ、起こしに行く間に顔とか洗ってきてくださいね」と言い残し2人を起こしに行った新八くん。
「…っうわ」
洗面所に行き鏡を見れば、私の目は赤く充血して瞼も少し腫れていた。
…新八くんは、これを見ても何も言わないでくれてたのか…気ぃ使わせちゃったな。
「っ何時までもくよくよしてるなんて私らしく無いッ!」
パシッと頬を軽く叩き、顔を洗う。
「瞼も腫れてるけど、2時間近く眠ってたお陰か結構収まってるし…少し冷やせば良いかな」
居間に行って持って来るのも面倒くさかったので、タオルを拝借して目を冷やした。
「…うん。これで良いや」
リビングに戻ると、銀さんと神楽ちゃんも起きていた。
神楽ちゃん頭ボサボサ…
「おっせーよ。どんだけ時間掛かってんですかコノヤロー。お陰で腹の虫鳴りまくりだよ」
「お前だって起きたのついさっきだろーが!!」
寝起きだからか何時もよりダルそうな目。
…優しい眼。
「…仕方ないでしょー。女の子の朝は大変なんですぅー」
「…そーかい」
銀さんも、何か気付いたのかな。
…まぁ、良いや。
この私の大切な友人達は、何が何でも、守り通す。
____...例え、私が犠牲になったとしても。
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麒麟(プロフ) - ネタが多くて面白いです (2016年12月25日 13時) (レス) id: b0311b2dea (このIDを非表示/違反報告)
ことりのおやつ(プロフ) - 亜梨朱さん» はいっ!!(`・ω・´)キリッ (2015年8月30日 23時) (レス) id: 31c11abceb (このIDを非表示/違反報告)
亜梨朱(プロフ) - 頑張ってください!! (2015年8月30日 23時) (レス) id: e7a369f580 (このIDを非表示/違反報告)
ことりのおやつ(プロフ) - 亜梨朱さん» ありがとうございます!!合作も見て下さったんですね!ありがとうございます!!頑張ります!ヾ(*´∀`*)ノ (2015年8月30日 23時) (レス) id: 31c11abceb (このIDを非表示/違反報告)
亜梨朱(プロフ) - めっちゃ面白いです!二つの血を引いた姉も見ました!更新ファイトです(o^∀^o) (2015年8月30日 23時) (レス) id: e7a369f580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことりのおやつ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Sougo09201/
作成日時:2015年6月27日 21時