４７話 ページ8
「せっかくだから散歩でもしてきなさいな」
『えー……うーん……』
結局、私は外へと出た
『暑……』
暑いし帰りたいけど、家に居てもな……ばあちゃんも私のために言ってくれたわけだし
とりあえずウロウロと歩く
『(スポーツショップでも行こっかな)』
バレー部のマネージャーを初めてからスポーツショップに行くことが多くなった。前までは興味なかったのに、今では色々な所でスポーツ用品を見るのが楽しくなっていた
『ここら辺だと……』
記憶にある場所で1番近いのは
『森然高校の近くか』
森然高校、埼玉にある学校の一つである
「あぁぁ……どうしよう」
『……？』
少し行った先にウロウロしている女の子がいた。金髪で星のゴムで左の髪を少し結んでいる
「この歳で迷子なんて……携帯も置いてきたし……このまま戻れなくて路上生活！死ぬ！」
『あの……』
「ひぃ！！」
話しかけると驚かられる
『えっと……』
オドオドして、少し小柄な女の子
「こんな美人な人に話しかけられるなんて……ファンに殺される……」
『大丈夫……？』
なんだろこの子……変というか、変わってる？
「あ、大丈夫であります！！」
敬礼をする目の前の女の子
『もしかして迷子……？』
「！……いや……その」
ぎくっという効果音が付く勢いで目を泳がす女の子
『目的地が分かるなら案内するけど……』
「そ、そんな！申し訳ないです！」
『でもそのままでいるの？』
「……お願いします」
『うん、分かった』
……
「ありがとうございます！！助かりました！」
『別に大した事してないよ』
勢いよくお辞儀をする谷地さん
スポーツショップに用があったらしく、案内した。案内するまでの道のりで自己紹介をした。谷地仁花ちゃんらしい、合宿でこちらに来ていて、買い出しに行ったわいいものも、携帯を忘れて、そして迷ったらしい
『じゃあ行こっか』
「え？」
『私もここに用があったから、よかったら案内するよ』
「あ、ありがとうございます！」
『そんなにかしこまらなくてもいいよ。同い年なんだし』
話を聞くと同い年らしい、なのにこの腰の低さ
「え……」
『気軽に呼んでよ』
「じゃあ……瀬良さん」
『やっちゃんって呼ぶから、さんは要らない』
「瀬良ちゃん」
『うん、それでいいよ』
やっちゃんはなんか妹みたいな感じがある。だからか話しやすかった
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無気力boy(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉感謝しかないです(´ｰ｀) (2020年6月28日 22時) (
レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 不思議涙余韻に浸ってました。とても感動しました (2020年6月27日 22時) (レス) id: 34d527f6b4 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございますm(*_ _)mそう言っていただけるとすごく嬉しく励みになります……！最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年4月1日 13時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー - 凄くいいお話でした。 (2019年4月1日 11時) (レス) id: 269ec57400 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - カメックスさん» コメントありがとうございます。表情につきましては潰される直前なのですが、こればかりは僕の文才力の無さですね……ご指摘ありがとうございますm(*_ _)m今後の参考になります。最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年1月13日 5時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
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