48話 ページ9
買い物が終わり、外へと出る。私は見ていただけだが
「瀬良ちゃんのおかげで助かったよー」
やっちゃんともすっかり仲良くなった
「瀬良ちゃんバレー部もマネージャーなの驚いたよー」
やっちゃんはバレー部のマネージャーらしく、私も驚いた。こんな偶然あるんだって
『やっちゃん森然までの道分かる?』
「分かりません」
『送ってくよ』
笑いながらそう言う
「重ね重ね申し訳ない……お願いします」
『了解』
こうして私はまたやっちゃんを送り届けるため森然へと向かう。もう少しやっちゃんと話したかったし少し嬉しい
『よかったらLINE……交換しない?』
少し控えめに聞いてみる
「私でよろしければ!ぜひぜひ」
『良かった』
「せっかくだから試合見ていかない?」
『え、いいの?』
「うん!送ってもらったし、携帯も取りにいくしさ!瀬良ちゃんのことみんなにも紹介したい」
『……じゃあちょっとだけ』
「うん!」
少しだけ合宿を見させてもらうことになった
……
「こっちこっち」
『ちょっと待ってやっちゃん』
早く見せたいと言わんばかりに急ぐやっちゃん、嬉しそうだし、チームのこと好きなんだろな……って伝わってくる
「すみません!今戻りました」
「おー、やっちゃん遅かったから心配したよ」
「ちょっと迷子になってまして……でも瀬良ちゃんに案内してもらって」
「「瀬良ちゃん?」」
「はい!皆さんに紹介したくて……瀬良ちゃん入ってきていいよ」
やっちゃんにそう言われ、恐る恐る体育館の中へ入る
『どうも……』
「瀬良Aちゃんです!」
「どうも……うちのマネージャーがお世話に……」
主将らしき人が挨拶に来た
『(あれ……どこかで……)』
「あ!青城の!」
『!……』
なんか見覚えがあると思ったら……烏野
「え、知り合い?」
『うん……やっちゃんが烏野だったなんて』
やっちゃんに事情を話せば、驚いた表情をした。もちろん私も驚いている
「青城の子がなんでここに……?」
2番のセッターの先輩が問う
『ばあちゃん家に来ていて……それでたまたまやっちゃんに会って』
「あーそういうことか……」
みんな納得したようだった
「なになに?お宅ら揉め事?」
ニヤニヤしながら近づいてきた。変……個性的な髪型をした人
「違う違う、うちのマネージャーがお世話になったんだけどたまたま知り合いで」
「そうなの?」
『初めまして……』
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無気力boy(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉感謝しかないです(´ー`) (2020年6月28日 22時) (レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 不思議涙余韻に浸ってました。とても感動しました (2020年6月27日 22時) (レス) id: 34d527f6b4 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございますm(*_ _)mそう言っていただけるとすごく嬉しく励みになります……!最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年4月1日 13時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー - 凄くいいお話でした。 (2019年4月1日 11時) (レス) id: 269ec57400 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - カメックスさん» コメントありがとうございます。表情につきましては潰される直前なのですが、こればかりは僕の文才力の無さですね……ご指摘ありがとうございますm(*_ _)m今後の参考になります。最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年1月13日 5時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
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