逃げて追って、その先は【あんスタ】 (ページ8)

今日:30 hit、昨日:0 hit、合計:210,665 hit

103.大好き宣言はやばいよねページ8

鉄「くぅぅー!隊長達に負けてられないっス!
俺も皆のこと、大好きっスよー!!」

今まで歌って見ているだけだったと思ったら、唐突に南雲君は笑顔でそんな事を言ってきて。

忍「あわわ…じゃ、じゃあ拙者も…。
今日は来てくれてありがとうでござる!えと…拙者も皆が大好きでござるよ!!」

何て、照れたように笑っていう仙石君。

翠「えぇー、これ俺も続けないといけないパターン……?」

忍「翠君も言うでござるよ!」

鉄「ここはズバッと男らしくいくっス!!」

翠「はぁ……………俺も大好き、です…」

同じ1年生2人に急かされながら、顔を背けつつ小声でそう言った彼。

けれども高峯君の声はとても澄んでいて響き渡るから、小声でもきちんと皆には届いていて。

3年生の2人だけならぬ、1年生までもの大好き宣言に当然会場が湧かないはずもなく。

会場は有り得ない程の熱気にさらされることとなった。

守「おうおう、お前達!ノリノリだなぁ。よし、ハグしてやろう☆」

キャーーー!!!!!

両手を広げた守沢君はそんな事を言い。

当然その手を好むファン達からは悲鳴のような歓声が上がって。

……まぁ奏汰のチョップで止められてたけどさ。

兎にも角にも、やっぱり流星隊は賑やかで。見ていてとても楽しかった。

……奏汰とこのライブが終わったらちゃんと話そう。今なら話してくれる気がする。

なんて、最後までキラキラしながらステージを去っていく彼らを見ながらそんな事を思うのだった。