First！元暗殺者はボーダーに

４時間目 異世界からの来訪者 ページ6

A「やっと終わった…」

約１５分間に及ぶ説教を受けました

先生に『もっと真面目になれ！』って滅茶苦茶言われた
あはは、無理に決まっとるやないか←

一回教えてもらったとこだし、授業分かりにくいし

〈ゲート発生 ゲート発生 座標誘導 誤差７.６６〉
〈近隣の皆様はご注意ください〉

A「ん？」

ゲート…なんか嫌な予感がするんやけど

フリーランニングを使って、警報がなった方へ行く
警戒区域に入ると、修が吹っ飛ばされるのが見えた

A「修！」

あー、しゃーない！

思い切り地面を蹴り、斜め上に飛び上がる
そのまま、ネイバーに蹴りを入れた

修「A！？逃げろ！」

修の声を一旦無視して、取り出したナイフを構える
と、同時に背後から声が聞こえてきた

遊真「トリガー起動」

は？『トリガー起動』…？
遊真もトリガー持ちなんかい！

遊真「行くぞレプリカ。弾印(バウンド)！」

そう言うと遊真は飛び上がり、ネイバーを蹴り飛ばした

遊真「強印(ブースト)･二重…せーのっ！」

そして、落下しながらネイバーを殴り

ｽﾞｶﾞｧﾝｯ

破壊した

A「oh…」

遊真「よう、平気か？メガネくん、A」

修「…メガネくんじゃない。三雲修だ」

遊真「そうか、オサムか」ﾆｯ

お前ら、自己紹介してなかったの？

遊真「お前、トリガー使っても弱いね。かっこつけて飛び出した割には」

修「ぐ…他の連中は？」

遊真「逃げたよ。全員無事」

修「そうか…」

遊真「お前って変な奴だな。トリガー使えるなら、あんな連中楽勝だろ」

修「トリガーの一般人への使用は禁止されてる。それに…それは僕のやり方じゃない」

遊真「ふーん」

修「そのトリガー、空閑もボーダーの人間だったんだな」

遊真「いや、俺はボーダーの人間じゃないよ。こいつは俺の親父のトリガー。死んだ親の形見」

A「親の形見？」

遊真「『もし俺が死んだら日本に行け。俺の知り合いが、ボーダーっていう組織にいるはずだ』親父はいつもそう言ってた。だから俺は日本に来たのさ」

修「なるほど、親父さんがボーダー関係者だったのか」

遊真「いやいや、違う。ボーダーなのは親父の知り合い。親父はボーダーとは関係ない」

修「関係ないはずないだろ。トリガーを持てるのは、ボーダーの人間だけだ」

遊真「それはこっちの世界での話だろ？…俺は、ゲートの向こうの世界から来た。お前らが言うとこの、ネイバーってやつだ」

修「…！？なっ…ネイバー？！」

マ ジ か よ

５時間目 サイドエフェクト→←３時間目 遅刻と言い訳と転校生

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す