First！元暗殺者はボーダーに

２４時間目 電話の相手は院長先生 ページ26

院長〈A、今どこにいる〉

A「誠に申し訳ありませんでした。すぐに帰るので、今回のことはどうかお見逃しを」(超早口)

院長〈そのこともそうだが、今日も遅刻をしたらしいな。ペナルティはつくから、覚悟しておけ。いいな〉

ﾂｰﾂｰ

怖い！怖いわ院長！
最後『？』さえも付いてなかったで？！
嗚呼、今回のペナルティは一体…(遠い目)

遊真「A、大丈夫だったか？」

修「顔が真っ青だけど、なにかあったのか？」

A「なにも…なにもなかったわ…。ウチ、もう帰るな…」

ごめんよ、修、遊真
あの院長のペナルティは、命に関わるんや←

遊真「…！ちょっと待て、A」

A「おわっ？！」

走り出そうとした瞬間に腕を掴まれ、バランスを崩した
そのため、遊真の腕の中にすっぽりはまる形となる
まあ、つまり逃走不可能

遊真「A、俺は無茶するなって言ったよな？この左手首は何だ？」(黒笑)

A「ヒイッ…」

ちょ、マジで許してぇや！
今のウチのライフは、限りなくゼロに近いんや！

抵抗してみるものの、遊真の腕の中から抜け出せない
なんでこんなに力強いんや！チビの癖に！←

遊真「はぁ…オサムも無茶をするけど、Aはそれ以上だな」

A「マジですみませんでした」

そう言うと、遊真は手を離してくれた

遊真「俺はオサムに着いて行くけど、Aは急用があるんだろ？気をつけて帰るんだぞ」

A「…！遊真ぁぁぁっ！」ｷﾞｭｯ

遊真「み、Aっ？！」

A「あ、すまん。心配してくれたのが嬉しくて…なんか疲れとる？」

腕を緩めると、どこか呆れているような遊真の顔が見えた

ウチより遊真の方が無茶したんやないんか？
そうやとしたら、人のこと言えへんぞ←お前もな

遊真「と、とにかく、また明日な！」

そう言うと、遊真は修の方へ駆けて行った
…熱あったんか？←彼女はとてつもなく頭が悪((


＿おまけ

遊真「な、なんか顔が熱い…」ﾎﾞｿｯ

レプリカ〈(ユーマにも気になる人が出来たか？)〉

修「空閑、どうしたんだ？」

遊真「なんでもないっ！」

修「そ、そうか…」

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