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天月side
涙で滲んだ視界の中に入ったのはキミが置いて行った、たばこ。
俺の大嫌いなものなのに
火をつけてしまった______
天月「アマイツキ…か」
何でこのたばこを吸ってたのかだけは教えて欲しかった。
死んでしまうなら…それだけは教えて欲しかった。
それだけで、俺は特別感を抱いてしまうのだろう。
でも…でもなんで………
・
・
・
キミの匂いがした。キミの匂い。
少し、甘いそして苦いそんな匂い______
一口吸ってしまった。
天月「スゥ……」
でも、
天月「…ゲホッゲホッゲホッ」
やっぱり噎せた。
天月《なんでたばこなんか吸うの?肺炎になっちゃうかもしれないんだよ?》
《えぇーそれはね、大人みたいでカッコいいじゃん!なんか大人な女の人っていいよね!》
天月《えーなにそれww分かんなーいw》
《あまちゃん、吸ったら今よりもっと男らしくなるんじゃね?》
天月《うーん俺、こんまんまがいいなぁ》
どうしてたばこを吸うの?
それは______彼女が大人に憧れていたから。
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チェスト(プロフ) - かのこゆりさん» ありがとうございます!!レスが遅れてしまい申し訳ないです!!コメント本当に感謝です!!伝えたかった事が伝わってくれたのなら…幸いです。ありがとうございました!! (2018年10月7日 18時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
かのこゆり - お久しぶりです!ダメだ、もう泣いちゃいますっ…。書き方が上手すぎて、こんなに短いのにまとまってて、想いがひしひしと伝わってきて…。本当に感情移入しちゃいました。これからも素敵な作品楽しみにしています! (2018年10月7日 17時) (レス) id: 459f75f8c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チェスト | 作成日時:2018年10月6日 23時