検索窓
今日:4 hit、昨日:20 hit、合計:147,172 hit

第17話 ページ18

確かに今水華が庇っているのは、最初水華を侮辱していたあの男であった。しかし、水華は変わらずヒソカを睨んでいる。



ヒ「殺したいんじゃなかったの?なら別にイイでしょ♤君の代わりに僕が殺した、それだけだよ♡」


『まぁ確かに殺したいほど腹が立った。しかし俺は“殺さない”という判断をした。君が彼を殺す理由にはならない。』


ヒ「…殺したかったヤツが死んで、嬉しいとかないの?」


『人の命は皆平等だ!!いくら嫌いな奴といえど、意味も無く傷付けてはならない!

君は俺の判断を踏みにじっただけだ!!!嬉しいわけがないだろう!

…それに、彼はまだ死んでない。話し方を改めろ』



この空気の緊張感は、強者と強者が本気でぶつかり合う寸前のものだ。どんな小物といえど、二人の実力を肌で感じた。



お説教は退屈だが、ここで彼とやれるなら悪くはないと思ったヒソカは、口の端を吊り上げて不気味に笑った。



ヒ「じゃあ…ここでヤ るかい?」

『ここで戦うということか?』



「うん♡」とヒソカが返事をする。






水華は質問に返答せず大きく前に体を倒し、左足を引いて構えた。

独特な呼吸音が響き渡る。変わった空気が、攻撃が来る事を予感させる。









ヒソカは鳥肌を立てる。磨き上げられた、迷いの無い技の構え。
技を繰り出すまで待とうかと思ったが、胸の高鳴りが抑えられない。ヒソカは勢い良く走り出す。



『雷の呼吸 壱の型





___________________霹靂一閃』



が。ヒソカが宙に足を浮かせた瞬間、水華の足下の床がバキリと割れた。



しまった。そう思ったが時すでに遅し。気付いたらヒソカは横へ吹っ飛ばされていた。



体がうまく動かない。首からビキビキと骨が軋む音がする。



ヒ「………ッッッ〜〜♡♡あっは…!」



目で追えなかった。刀どころか、水華が自分を通り過ぎたのさえ見えなかった。

あの速さで、あの威力。

一体どれだけの速さで、どれだけの力で。



意識が遠のく中、ずっと興奮していた。



こんな感覚を知っている。説教されて、吹っ飛ばされて、気を失って。



説教された覚えなどない。どこか、遠い昔の話のような。



目を閉じる寸前、腕のない男に駆け寄る彼が見えた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初バトルシーン。

こんなんで大丈夫ですかね???

第18話→←第16話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
231人がお気に入り
設定タグ:HUNTER×HUNTER , 鬼滅の刃 , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

むむ(プロフ) - キナコモチさん» キナコモチさん落ち着いてください…私も似たようなテンションなんですから……続☆編です!!ひゃあああああああ頑張ります!!ありがとうございます! (2019年10月6日 12時) (レス) id: 88d277cac2 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - 麗奈さん» 可愛いよな……(真顔)続編喜んでいただけて嬉しいです!頑張ります! (2019年10月6日 12時) (レス) id: 88d277cac2 (このIDを非表示/違反報告)
キナコモチ - 続☆編キタァァァァァアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!щ('∀')щウィーーー (2019年10月6日 11時) (レス) id: a8b1629d5b (このIDを非表示/違反報告)
麗奈 - 続編(゚∀゚)キタコレ!!、水華可愛い…(真顔 更新頑張ってください。 (2019年10月6日 11時) (レス) id: 91fcdb8923 (このIDを非表示/違反報告)
キナコモチ - 大丈夫だと思っておきますね! (2019年10月3日 16時) (レス) id: a8b1629d5b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:むむ | 作成日時:2019年6月29日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。