第16話 ページ17
『実は…ここに来てから知り合った友に「声が無駄にうるさい」と言われてしまってな…。少し気を付けようとしたのだが…どうにも落ち着かなくてな!』
ゴ「別に普通でいいのに。水華の声綺麗だから、俺は大音量で聴きたいな!」
そう言ってゴンはニカっと笑う。水華は一瞬淋しそうな表情を見せたものの、すぐにいつもの笑みを讃えて「ありがとう!」とゴンの頭を撫でた。
ゴンが恥ずかしそうにしながらも大人しく撫でられていると、突然男の悲鳴が聞こえた。
ヒ「あーら不思議♡腕が消えちゃった♤タネもしかけもございません♤」
『…!!』
ト「ちっ…アブない奴が今年も来てる。気をつけ…」
突然の破壊音。気付くと水華のいた場所の床は踏み割られ、水華は消えていた。
ゴ「!!」
気をつけろ。そう言い終わる前に水華がヒソカの元へ跳んだ。
『大丈夫か!?』
水華は血が出ている腕を隊服の中に来ていたYシャツで応急処置程度の止血をして「大丈夫だ」と優しく声をかける。
水華は腕のない男を庇うようにして立ち、木刀を構えた。
自分の目をしっかりと見据えてくる水華を見て、ヒソカはつまらなさそうな顔をした。
ヒ「…なんで庇うの♢もう死ぬよ、そいつ♤」
『…彼が、何をしたんだ』
低めの声で怒りを露わにする水華に、呆れたようにヒソカが答える。
ヒ「ぶつかってきて謝らないから、怒っちゃった♡」
『たったそれだけのことで…彼の両腕を奪ったのか!!』
ギリ、と水華は奥歯を噛み締める。
ヒソカは面倒臭そうにしていた。あんな奴を庇う彼の気持ちがわからないし、正しさに満ち溢れたような彼の説教は退屈以外の何ものでもない。
何より_______…
ヒ「それだけじゃないよ♧
そいつ、キミが殺したがってたヤツじゃないのかい♤」
ピリ、ピリ
空気が、震えているような錯覚を起こした。
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むむ(プロフ) - キナコモチさん» キナコモチさん落ち着いてください…私も似たようなテンションなんですから……続☆編です!!ひゃあああああああ頑張ります!!ありがとうございます! (2019年10月6日 12時) (レス) id: 88d277cac2 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - 麗奈さん» 可愛いよな……(真顔)続編喜んでいただけて嬉しいです!頑張ります! (2019年10月6日 12時) (レス) id: 88d277cac2 (このIDを非表示/違反報告)
キナコモチ - 続☆編キタァァァァァアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!щ('∀')щウィーーー (2019年10月6日 11時) (レス) id: a8b1629d5b (このIDを非表示/違反報告)
麗奈 - 続編(゚∀゚)キタコレ!!、水華可愛い…(真顔 更新頑張ってください。 (2019年10月6日 11時) (レス) id: 91fcdb8923 (このIDを非表示/違反報告)
キナコモチ - 大丈夫だと思っておきますね! (2019年10月3日 16時) (レス) id: a8b1629d5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むむ | 作成日時:2019年6月29日 22時