08 ページ9
アザミは、静かに口を開いた。
「………なんとなく、わかっただろう?」
「…うん。僕は、」
"この世界にある小説の主人公"なんだ
アザミは、言葉を続ける。
「…はっきり言う。真冬は、この小説の主人公なんだ。」
アザミは、そう言い切った。
俄に信じがたい話。
僕が小説の主人公だなんて。
でもね、アザミ。
「……ん。アザミ、今更だけどなんで僕が君の名前を知ってるんだと思う…?」
するとアザミはキョトンとして、何か考える素振りをして、「そう言えば…」と声を漏らした。
僕はクスッと微笑むと、アザミの顔を見て、話を始めた。
___「って、ことなんだよね。」
全部話終わった後のアザミの顔は、信じられないとでも言うような顔をしていた。
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月川そら - リンさん» コメ返しとても遅くなってしまってすみません!ありがとうございます! (2018年1月10日 19時) (レス) id: ef152f27b1 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 面白いです!これかれまふくんがどうなるのか、楽しみです! (2017年12月16日 12時) (レス) id: 82e306e30c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月川 そら | 作成日時:2017年12月2日 17時