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8時間目 ページ13



「ふふっ、まぁいいわ精勢殺されないよう抗ってみなさい」

「血鬼術・硬派の刃」


名前の通り刃が飛んできますね

それに、名前の通りならあの刃は硬そうです


『霧の呼吸 伍の型 霧霞』


体幹を大きく捻り、瞬時に幾度の斬撃を繰り出す技


「しまった…」


そう言いながらも鬼はニヤリと笑う

笑った?

でもここがチャンスです


『霧の呼吸 肆の型 移流霧』





キイン…





『…えっ?』


理解が出来なかった…


「あらあらもう戦えないわねぇだって…









刀が折れちゃったんだから」

『な…んで…』


この型が1番スピードがあって攻撃力も高い技なのに…


「答えは簡単あなたの力が弱かったからそんなんでよく鬼の頸が切れたはねぇ」


あの鬼の言う通り私は力が弱かった。

でもそんな弱点はスピードと技量で補った。

毒を使えば良いと思う…けど私には蟲の呼吸が合わなかったから…


「今まで努力をした筈なのにその努力をしてやった結果がこのザマそれだったらやんないのと一緒じゃない」

『あ…あぁ…』


あの鬼の言う通りなのかもしれない

着々と距離を詰めてくる

攻撃しないと攻撃しないと…

彼奴が今目の前に居るのに怖くて動けない


「ふふふもう終わりよ鬼狩りのお嬢ちゃん否、柱のお嬢ちゃん」


ニヤリと鬼は笑う

その間に鬼は何かを言っていたが聞こえなかった

鬼が私に向かって手を伸ばした瞬間


「霞の呼吸 参ノ型 霞散の飛沫」


鬼の手が飛んでいた


「お前…邪魔をするな」


案の定、相手は怒っている


「…柚子を傷つけたんだからさ 早く地獄に行ってくれないかな」


そんな時透くんの背中が大きく見える



「霞の呼吸 漆ノ型 朧」



鬼の頸が切れ崩れ落ちる

目頭が熱くなってきてるのが自分でもわかる


「柚子だいじょう…ぶ」


時透くんの目が大きく見開いている

ああ、無事なことを伝えなきゃいけないのに…


『っ……時、透…くん……私…鬼の頸が…切れなかった…んです…』


そう言ってる内に私の視界はぼやけていて声も掠れていた

迷惑を掛けちゃ駄目なのに…

ポロポロと視界からは涙が溢れる


「…そっか」


そんな優しい声と共に温もりに包まれる

そこから私は赤子の様に時透くんの胸の中で泣いた

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設定タグ:暗殺教室 , 鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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Ruriyuri - 読んでてとても面白いです。続きが待ち遠しいです‼️ (2022年3月16日 21時) (レス) @page39 id: 825b0bc841 (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 投稿お疲れ様です!とても面白いです!続き待ってます! (2020年4月12日 11時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしています! (2020年3月31日 11時) (レス) id: 104d0cd352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年3月30日 23時

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