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赤司side
Aは荷物を持って立ち上がり、もう片方の手で僕の手を取る。
貴)「 ほーら!!征くんっ!早く動くっ!!」
少し怒ったようにそう言われて、そのままAに手を引かれて、何故か、今まさに僕が入ろうとしていた家の中へ。
何故荷物を持って家に入るんだ……
引っ越しはどうなったんだ……今日じゃないのか…?
ムスッとしながらも僕の手を引くAを可愛いと思うものの、正直困惑と疑問の方が勝っていてそれどころじゃない。
そうして、僕の目に映ったのもは………
僕はますます訳が分からなくなった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
赤)「 A?どういう事だ。なんでこうなった。」
貴)「 ……… 。」
赤)「 黙っていたら何も分からないし、解決できないだろう? 」
貴)「 ……… 。」
赤)「 何か後ろめたい事でもあるのか? 」
貴)「 ……… 。」
赤)「 A。」
さっきからずっとこんな調子だ。
何を聞こうにも黙ったまま 無反応で、Aは頬を膨らませている。
いじけているのか、部屋の隅で小さくなって体育座りをするその姿はとても可愛らしいく、今すぐ抱き締めたい衝動にかられるんだが、
そのせいで何故こうなったのか未だに分からないままだ。
はぁ…… これでは拉致があかない。
仕方がない、Aが好きな低い、甘い声にして言ってみようか。
赤)「 A?どうしたの?教えて?」
貴)「 ……… 。」(ピクッ
微かにAの肩が動く。
もう一押しだな。
そう思って 僕はソファから立ち上がりAの隣にしゃがみ込む。
そしてAの頬に手を当て、顔を覗き込むようにしてお互いの目を合わせる。
赤)「 僕はAの事ならなんでも知りたいんだ。ね?…教えて? 」
と言うと、Aは目を伏せ、頬をほんのり赤くした。
可愛い……/////
貴)「 ……ぉ………… 怒らない? 」
やっと反応したね。
……ここまでが長かった。
赤)「 ああ、怒らないから言ってごらん。 」
そう言ってやると、ぽつりぽつりと話し始めた。
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年3月2日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
さぁーちゅ(プロフ) - 愛姫さん» ありがとうございます!拙い文章ではありますが、今後ともよろしくお願いします!欲を言えばツイッターも見てもらえたら……!!! ……はい、嘘です。調子に乗りました。← こちらでもイラストもどんどん描いていくつもりですので、応援よろしくお願いします(o^^o) (2019年1月3日 14時) (レス) id: 5fd30f6443 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - さぁーちゅさん» はい!キュンキュンしてにやけながら読んでました笑喜んで読ませていただきます! (2019年1月3日 12時) (レス) id: ce85907fc6 (このIDを非表示/違反報告)
さぁーちゅ(プロフ) - 愛姫さん» 本当ですかー!?嬉しいです、ありがとうございます(o^^o) 番外編もあるので宜しければそちらも是非。 (2019年1月3日 7時) (レス) id: 5fd30f6443 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - キュンキュンしました! (2019年1月3日 2時) (レス) id: ce85907fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さぁーちゅ | 作成日時:2018年9月11日 20時