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赤司side


さっきまで恥ずかしがって離れようとしていたのに、Aが遠慮がちに僕の胸にとん、と頭をくっつけてきて、抱き締めて欲しいんだろうなと言う事が分かったから、ぎゅっと抱き締めてやる。


僕を求めてくる、そんな所がまた可愛くて、嬉しい。


Aがここまで嫉妬とか独占欲とかはっきり表したのは初めてだ。


そうしないのは僕の為である事は知っている。


僕は、生まれ育った環境のせいか、人への警戒心が強く、親密な関係を持つ事を特定少数(キセキやバスケ部の数人など)と固めがちで、
その他の人とあまり深い関係を築こうとしない。

能力や容姿、家柄など、周囲から一目置かれている僕はある意味浮いているとも言えるだろう。

大切な人は少なくもいるから、特に不満を持っている訳でも 寂しく思う訳でも無いが、自分でも、同年代の人達と比べて 周りとの距離があるとは感じているから、改善したいとは思う。

しかし、長年培ってきたものはそう簡単には崩す事はできず、Aはそんな僕のその周囲との関係を絶やさないように、大切にしてくれる。

だから今まで、僕がいくらモテても
『私のだから近づくな』と周りに言ったり、『他人と話すな』と僕に言ったりせず、他人を僕から遠ざけようとしない。

告白の内容や、僕がそれに何と応えたか知ろうとした事が無い。

僕が何をするにも、僕が周りに何と騒がれようとも、僕やその周りをにこにこしながら見守ってくれる。

そんな、自分の事よりも僕の事を優先してくれる優しく、純粋な彼女が好きで大切だ。


でも 自分の気持ちも優先していいと思う、と言うか、僕が 嫉妬や独占欲も愛されているのを実感できて嬉しいからして欲しい。ぜひ。←


僕の事を1番に考えてくれる彼女が好きだと言ったけど、彼女が自分を優先したって、結局はAが取る行動だったら何でも良い。


全部全部、愛おしい。


僕は、あまりにAが好き過ぎる為に、つい、他の奴らをAから遠ざけてしまう。嫉妬とか独占欲とかは僕だけで、Aはあまりしてくれない。


それが少し不満だったから、今、凄く満たされた様な良い気分だ。


今の自分の心は綺麗じゃない、こんな気持ちは僕に受け入れられない、と不安がる可愛いAに


赤)「 …欲張りで良いよ。もっともっと僕を求めて… 」


もっともっと僕に溺れてしまうように


甘い甘い釘を刺した。


さて、君はどんな風に僕を求めてくれるんだろうね。楽しみだよ、A。

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設定タグ:赤司征十郎 , 黒子のバスケ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年3月2日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
さぁーちゅ(プロフ) - 愛姫さん» ありがとうございます!拙い文章ではありますが、今後ともよろしくお願いします!欲を言えばツイッターも見てもらえたら……!!! ……はい、嘘です。調子に乗りました。← こちらでもイラストもどんどん描いていくつもりですので、応援よろしくお願いします(o^^o) (2019年1月3日 14時) (レス) id: 5fd30f6443 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - さぁーちゅさん» はい!キュンキュンしてにやけながら読んでました笑喜んで読ませていただきます! (2019年1月3日 12時) (レス) id: ce85907fc6 (このIDを非表示/違反報告)
さぁーちゅ(プロフ) - 愛姫さん» 本当ですかー!?嬉しいです、ありがとうございます(o^^o) 番外編もあるので宜しければそちらも是非。 (2019年1月3日 7時) (レス) id: 5fd30f6443 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - キュンキュンしました! (2019年1月3日 2時) (レス) id: ce85907fc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さぁーちゅ | 作成日時:2018年9月11日 20時

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