【名探偵コナン】花屋で働く彼女は愛されているそうです【呪術廻戦】

EP2.月の首飾り〈8〉※修正済 ページ20

コナンside

「おい！動くんじゃねえ、一体何者だ！！」


「突然ごめんなさいね〜、その子を離していただけるかしら〜？その子はとっても大切な……私達の協力者なのよ」


その人は俺の方を指差して微笑んだ。





「来てくれたんだねーーーー夜桜さん」





「もちろんよ〜、あなたに何かあったら大変だもの」


夜桜さんは相変わらず微笑んでいる。余裕そうだな……なっ、あの男銃持ってやがる！！


「夜桜さん！後ろの男銃持ってるよ！」


「テメェこのがき言いやがって！！！」


俺を掴んでいる男は俺の口を塞いできた。


夜桜さんは後ろを振り返り銃を持っている男に綺麗に回し蹴りを決める。


そしてすぐに俺の方へ駆け寄ってきて、「ごめんなさいね〜」と言うと俺の手を掴んでいる男を気絶させた。


あっという間だな……この人こんなに強かったのか。


「コナンくん、大丈夫？来るの遅れちゃってごめんなさいね〜。安室さんはどこにいるのかしら？」


「僕は大丈夫！安室さんなら向こうの建物にいると思うよ、僕が車に居ないのに気付いたらこっちに来てくれると思うけど」


夜桜さんが今安室さんと会う訳には行かないよな。安室さんが来る前にこの状況をどう説明するか考えねえと……


あっ、そうだ。いい考えがあるじゃねえか。


「コナンくん！無事か！！」


やべっ、安室さんもう来たのか！はやいな……はやく隠れてもらわねえと……！


「夜桜さん！ここは僕に任せて隠れてて、安室さんに会う訳にはいかないでしょ？」


「あら、大変ね。お願いしてもいいかしら？私はあの辺りに隠れてるわね〜」


ははっ……この人ほんとマイペースだな。


「コナンくん、ここにいたのか……っ！こいつらは？まさか仲間か？一体誰が……」


「狐の面をした人が助けてくれたんだよ、すぐにいなくなっちゃったけどね」


咄嗟に考えた言い訳だが、なんとかやり過ごせるだろ「会ったのか！？奴に！」……ってなんだ？？

EP2.月の首飾り〈9〉※修正済→←EP2.月の首飾り〈7〉※修正済

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す