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No.17 それで ページ17

そして放課後。迅さんが現れた。そして目線は私に集まる。私は急いで迅さんのもとに行く。クラスの子には「がんばれー!」「結果楽しみにしてるよー」とか言われるが「違うから!」と否定を忘れない。ってか告白ですか?って聞いたらナチュラルも否定されたし。


「それで、話って?」


 基地に向かって歩いている途中だ。初めは無言だったけど。周りに人がいないのを確認し、私が口を開いた。


「あぁ、忍田さんから聞いたでしょ」
「・・・サイドエフェクトのことですよね」


 一瞬なんのことだと思ったが、すぐに気づいた。「そうだよ」と答える。当たりだ。


「ポケモンのことはごめんね」
「いえ、なんとなくわかってましたから」
「へぇ」


 なんだこの人。迅悠一、私より二歳年上で前からボーダーに所属しており、実力もある。そして未来視のサイドエフェクト持ちだ。なんか読めないんだよなこの人。


「君、サイドエフェクト持ってるよね」
「・・・・・・は?」


 サイドエフェクト、私に?何言ってんだこの人。そんな超能力的なこと私は一度もしてない。


「ないです」
「ほんとに?」
「ないない」
「えー」
「・・・逆になんであると思ったんですか?」
「視たんだよ、俺。君が推測を当てるとこを何回も」


 なんのことだ?というように首をかしげる。「例えば」と迅さんが続ける。


「太刀川さんがポケモンをもらえると思ったことは」
「あぁ、あります。でももらったのは一か月後でしたけど」
「それは、絶対の自信があった?」
「まぁ、それなりに・・・」
「他にもそういう経験は?」


 こうなるだろうな、と思った勘に自信を持つことは昔からある。すぐにあったったり、時間がかかるが当たってたりすることは多かった。・・・・・まさか。


「多分君が思っていることは正解だ」
「い、いやいや。これは女の勘的なやつじゃ・・・?」
「確かに、女の勘っと言ってしまえばそれで終わりだけど、違うな。勘なんてポンポン当たるはずがない」
「運がよかっただけですよ」
「そう?じゃあかけようよ」
「かける?」
「これから一週間。勘だと思ったことがほとんど当たっていたら、それはサイドエフェクトで俺の勝ち。はずれていたことが多かったら君の勝ちだ」
「なんなんですか、それ・・・・」
「いいからいいから、それじゃスタート」


 こうして私と迅さんのかけが始まった。でもこの勝負が持ち出されたとき私は思ったのだ。


“このかけは私が負ける”

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tOuka(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!はい!気をつけます!! (2018年1月20日 20時) (レス) id: acfc767a41 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですこれからも体調に気をつけて更新頑張ってください応援してます (2018年1月20日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2018年1月20日 15時

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