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30話 ページ31

「あ、そうだ。マキ、すごいじゃん、論功行賞で特級だよ」
「…わーい」
「反応薄いねー」
「お金とポイントはうれしい。だけどそれみんな見るんでしょ?」
「もちろん」
「はぁー、…目立つ」
「まだ言ってんの?今回の大規模侵攻であんなに活躍したのに」
「後悔とてもすごいぞ、こっちは」


論功行賞は目立つ行事だ。それに名前が載ったんだぞ。しかも特級。だれだAって?特級取るくらい強いんだろ?よし、戦おう。馬鹿かこの野郎。って考えがいっぱい出てくるに決まってる。そんなことになったら更に目立ってしまうではないか。


「じゃあ玉狛来たら?」
「どうしてそうなった?」
「玉狛だと人数少ないし、本部の方あんま行かないから目立つことないかなーって」
「玉狛ってだけで目立ちそう。一生本部の方いけなくなる」
「そう?あぁ、でも小南とか全然本部の方行かないなぁ」
「小南?」
「攻撃手3位の女の子」
「ひぇ…。つよ」
「玉狛に来ればオリジナルトリガー作れるよ〜」
「オリジナル、トリガー」


魅力的な響き!自分だけのオリジナルトリガー。私だけの!……なーんてな。


「お気持ちだけで」
「ちぇー、オリジナルトリガーいいじゃん。A好きでしょ」
「とても良い響きをありがとう。でも私は今のトリガーで充分」
「そう?」
「うん」
「じゃあしょうがないか。玉狛に来たくなったらいつでも行ってね」
「ありがとう、栞」


するとコンコンとノックの音が響いた。誰だろう?遥かな?


「どうぞー」
「なんで栞が言ってんの」


はぁ。とため息をこぼすと病室のドアが開いた。


「よっ」
「東さん」
「東さんだー」
「おっ、宇佐美も来てたのか。じゃあさっきの声は宇佐美だったのか」
「あはははー」


病室に来たのは東さんだ。ボーダーの古株さんですごい人。誰だ語彙力って言ったのは?すごいはすごいんじゃい。


「入院したと聞いて驚いたよ。もう大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ」
「あいつも心配してたぞ」
「先日来てくれました」
「そうか」
「東さん聞いてくださいよ!Aがですね」


と宇佐美は自分のことのように私が特級と取ったことを自慢し始めた。恥ずかしいんだが…。






(そういえば大学の時は助かったよ)
(…なんのことだか)



旧三門大学の件はバレていたAだった。
※東さんだけです。

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(プロフ) - 所々太字なのはなぜですか?? (2022年3月9日 23時) (レス) @page5 id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにまる - 主人公ちゃんとキャラの掛け合いが好きです。応援しています。 (2021年9月5日 18時) (レス) id: ee2ef4b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 分かりました。少し書き直しますので暫くお待ちを。 (2020年8月12日 10時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - チェリーさん» 描かなくて大丈夫です!よろしくお願いします!! (2020年8月9日 12時) (レス) id: 227fd54672 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 顔は描かなくていいですか? (2020年8月6日 15時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2018年12月1日 22時

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