25話 ページ26
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
疲れを感じないこのトリオン体。でもね、精神的にとても疲れてしまったのだよ。
「わぁ〜、すごい。いっぱいいたトリオン兵をあっと言う間に倒しちゃうなんて」
高みの見物をしていた近界民が言う。テメェ・・・・。
「トリオン兵を操るトリガーかなにかだろ。コノヤロー」
「えぇ、そうよ〜」
あちこちから洩れるトリオン体の私を見てニヤニヤする女性。余裕かよ。
「こんだけ弱ればあとはラービット一匹で足りるわね」
近界民は自信の背後にいるラービットに「捉えなさい」と命令すると私に向かって拳を叩きつける。それを間一髪でよける。
「チッ、何してるのさっさと捕まえるのよ!」
中々捕まえることができない私に苛立った近界民が叫ぶ。
「悪いね、・・・・そう簡単に捕まるわけにもいかないわけで」
私はアステロイドを出す。範囲を最も狭く、そして速さと威力を上げてラービットに向かって撃つ。顔にヒットし、ラービットは倒れた。
「後はあなただけですけど・・・」
「くっ・・・・、ミラ!」
近界民はそう言うと門が発生した。すると門の向こう側にもう一人女性がいる。
「行くわよ」
「よろしいのですか?」
「もう私戦えないし、トリオン兵もいないでしょ。あとはあんたらに任せるわ」
そう言うと門の向こう側に行った近界民は門とともに消えた。に、逃げやがった・・・・。
「ふぅ・・・・・」
私は追うこともせず、そのまま基地へ向かう。
「あー・・・・、トリオン切れそう」
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鈴(プロフ) - 所々太字なのはなぜですか?? (2022年3月9日 23時) (レス) @page5 id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにまる - 主人公ちゃんとキャラの掛け合いが好きです。応援しています。 (2021年9月5日 18時) (レス) id: ee2ef4b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 分かりました。少し書き直しますので暫くお待ちを。 (2020年8月12日 10時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - チェリーさん» 描かなくて大丈夫です!よろしくお願いします!! (2020年8月9日 12時) (レス) id: 227fd54672 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 顔は描かなくていいですか? (2020年8月6日 15時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tOuka | 作成日時:2018年12月1日 22時