本気を出さないボーダー隊員【ワールドトリガー】

１６話 ページ17

「ここテストにでるからな」


 カキカキ
 どうも、絶賛授業中のAAです。ちょっと今先生が爆弾発言をしたので必死でノートに黒板の内容を写しています。この教科苦手なんだ。だから今めっちゃがんばってる。応援してね。


 ウウィーーーーーーン
　

『門発生、門発生。大規模な門の発生が確認されました。警戒区域付近の皆様は直ちに避難してください』


 まさか近界民に応援されるとは・・・、しかも大量の・・・・。よぉーし、Aはりきっちゃう！だから他のボーダー隊員頑張ってね、ファイト。


「A！ほら行かないと！！」
「なぜ近界民は私の邪魔をするんだ・・・。あれか？赤点を獲らせるため？お主らグルか」


 と先生を見ればワタワタしている。どうやら違うようだ。ふぅー、安心。でもないか。


「ほらほら！呼び出しかかってるでしょ！」
「・・・・・・・はい」


 栞に言われ私は席を立ち教室をでる。ゆっくりと。






 私が通っている高校でも優秀な隊員がいるので私は隠れてトリガーを起動する。なぜって？ボーダー隊員だってこと隠してるからだよ。だからあれだよ？さっきもみんなと避難するフリをして出てきたんだよ。一応私がボーダーなことは先生たちは知っているからOKだ。


 とにかく私は見つけたトリオン兵をバッタバッタ倒していく。単体で。


「ハウンド」


 ふはははははは。・・・・・くそう、キリがない。


「なんだっけ？メテオラとハウンドで・・・誘導炸裂弾(サラマンダー)」


 ドンドン


「おぉー、・・・威力ミスったかな？」


 建物まで崩れてしまった。申し訳ねぇ・・・・。
 大規模侵攻でね、被害を最小限になんて無理なんだよ。


 すると、瓦礫の中からなにか出てきた。


「二足歩行の・・・トリオン兵？」


 なんか兎っぽいのｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!

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