12話 ページ13
それは翌日のことだった。自動販売機でいつもの飲みもにしようか、ちょっと気分を変えてあまり飲まないものか、それとも新発売のものにしようか・・・・。うーん、悩みどころだ。あと所持金が飲み物1本分くらいしかない。いや、今日はたまたま持ち手が少なかっただけで決して貧乏って訳では無いけどお金欲しい、・・・って何言ってんだ私。
「・・・・よし、ここは天の神様に「こーれ」ガタンッ・・・・・・」
私の背後から腕が伸び、まったく目に入っていなかった飲み物のボタンを押さてたそれが出てきた。
「これ、俺のおすすめね。はい」
「・・・・・・・」
と、青のジャージを着た茶髪で変わったサングラスを頭に付けている男が出てきた缶コーヒーを私に渡す。私、コーヒーあんまり好きじゃないんですけど・・・・・。
「ふ・・・・・・」
「ふ?」
「ふざけんなバカァァァアア!!!」
グーで殴った。幸い周りには人がおらず、目撃者はいない。男はぐはぁと倒れた。ふっ、ざまぁ。
私は飲み物を諦めることにし、すぐにその場を離れようとしたが、「待った待った」と腕をつかまれた。いーやー!はーなーしーてーっ!!
「ぎゃぁぁぁああああ」
「ちょっ!そんな怪しい物じゃないから」
「勝手に背後にいて勝手にボタンおして勝手に自分のおすすめ押してくる人が怪しい人じゃないわけじゃない」
「そんな真顔で言われても」
「すべて事実ですけど」
いいから腕話してほしい。この野郎、忍田さんにセクハラで訴えるぞ。
「ってか誰?」
「え?君俺のこと知らないの?」
「人類の全員がお前のこと知っていると思ったら大間違いだからな」
大規模すぎるな。とは思ったけど今この状況からものすごく逃げたいんだ。だから離せ。
949人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴(プロフ) - 所々太字なのはなぜですか?? (2022年3月9日 23時) (レス) @page5 id: df5b843723 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにまる - 主人公ちゃんとキャラの掛け合いが好きです。応援しています。 (2021年9月5日 18時) (レス) id: ee2ef4b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 分かりました。少し書き直しますので暫くお待ちを。 (2020年8月12日 10時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - チェリーさん» 描かなくて大丈夫です!よろしくお願いします!! (2020年8月9日 12時) (レス) id: 227fd54672 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 顔は描かなくていいですか? (2020年8月6日 15時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:tOuka | 作成日時:2018年12月1日 22時