本気を出さないボーダー隊員【ワールドトリガー】

１１話 ページ12

「いろいろあったけど、玉狛の迅さんていう人に誘われて・・・」
「迅さん・・・・？」


　 だれ？迅さんって・・・。知らないなー。


「ふーん、そうなんだ。・・・今日って非番？防衛任務は休み？」
「あ、うん。休みだけど・・・・」
「じゃあさ、今からオレと個人のランク戦しようよ」


 うわぁ、ドンマイだ。


「個人のランク戦？正隊員のランク戦って団体戦なんじゃ・・・」
「C級のブースを使えばふつうに出来るよ。訓練生とは点の取り合いはできないけど」


 このこと知らないって言うことはこのB級隊員も最近B級隊員になったばかりと見た。


「戦おうよ、10本勝負でも5本勝負でもいいから」
「・・・・・わかった、やろう」


 二人はC級ブースに向かって言った。そして二人の勝負を見に行こうと大勢のC級隊員たちが二人の後を追う。



「あ、クリアした」


 さぁ、次の戦いへ参ろうか・・・・。なんてな。






 後日、風の噂であの二人の戦いはやはり緑川の圧勝、そしてそのあと緑川はあの白髪の新人と戦って２−８で負けたそうだ。白髪の子やばい。そして緑川を倒してくれてありがとう。でも自分コテンパンにしたいのでその内戦うことには変わりなさそうだ。

１２話→←１０話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す