苦さが22つ ページ23
Aside
月永｢わ､別れるって､なんで…！
おれ何かしたか…？｣
そう焦るレオくん
貴｢あ､ごめん言葉の
チョイス間違えちゃった｣
そう言うとレオくんは落ち着くが
貴｢ちょっと距離をおこう｣
月永｢なんで…｣
傷ついた表情をするレオくん
貴｢だって､私レオくん以外に何にもないの｣
月永｢え？｣
貴｢私 今日ルカちゃんに
ヤキモチ妬いたんだよ｣
月永｢でも､それはおれがダメだったから
もうこんなことしない｣
貴｢でも､この先ルカちゃんは成長するよ
高校生になって大学生になって｣
とっても可愛くなっていくんだよ
貴｢さらに私達が結婚してさ｣
月永｢え､うん｣
レオくんは顔を赤くするが私は気にせずに
貴｢赤ちゃんが産まれたら｣
それに私似で女の子
月永｢でも､おれ自分を忘れないように
頑張るからっ！｣
私はレオくんの手を握りながら話す
月永｢おれは大丈夫だから…！｣
そう納得させるようにレオくんは言うが
貴｢それが嫌なの｣
私は頭を横に振る
貴｢そうやってレオくんに気を遣わせる
自分が嫌なの｣
身内を大切にするのは当たり前
妬いたって縁が切れるわけでもないのに
身内に､子供に不毛なヤキモチを焼いて
その度にレオくんに
｢ちゃんと1番だよ｣って甘やかされて
それが当然になって
自分に自信をつけてくれるのは
レオくんの存在だけ
貴｢恋がしたくて､彼氏が欲しくて
将来の夢はお嫁さんで
いいと思ってたけど｣
それだけに依存するような
貴｢そんな女はイヤ…！｣
レオくんと離れるのは寂しい
だけど､このままじゃ
レオくんの彼女なんて
胸を張って言えない。
月永｢そっか…｣
貴｢ごめん。｣
我儘だって分かってるけど
貴｢お願い…！｣
私が頭を下げると
ふわり､優しい香りが身を包む
月永｢わかった。｣
だけど､そう言葉を続けるレオくん
月永｢ちゃんとAが自分に
自信を持てるようになったら
おれのところに戻ってくるって
約束して。｣
そう両手を握りられながら言われる
貴｢っうん…｣
私は泣きながら頷いた。
そして､レオくんとキスを交わして
貴｢待っててね｣
その場を後にした。
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ルル - 最後ら辺からすっごいうそつきリリィを思い出しました！もしやうそリリ読者でしたか！？！？ (2021年1月1日 23時) (
レス) id: df35b45a32 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 完結おめでとうございます、ドキドキしながら読んでました。ちょこましゅまろさんがまた復活される日を待っています。 (2020年4月2日 17時) (レス) id: de8873dc33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこましゅまろ x他1人 | 作成日時：2020年3月15日 13時
