第四百二十六訓 ページ48
苦しい。
頭がフワフワする。
息が出来ない。
なのに、気持ちいい。
そんな感触を、Aは知っていた。
………確か初キスの時だ。
ぞくぞくと背筋に何かが這っている様に反応してしまった。
(そう、だ…確か高杉に、初キス奪われて、セクハラされて…っ、それから…!)
失われていた物がスゥッ…と頭の中に入っていく。
そして…
______ドンッッ!!
『っっ、思い出したっ…紅桜篇で君に鎖で繋がれて…好き勝手されたんだった!!』
記憶を取り戻したAは、顔を真っ赤にしながら高杉を押して睨みつけた。
そんな姿を見て高杉は目を見開くが、口元に残っているAの唾液を舐め上げる。
高杉「戻っちまったか…少しばかり残念だなァ?」
『うっ、うるさい変態テロリスト!!君のせいで私がどれだけ羞恥を味わったか!!』
いつも通りの彼女の様子に…どこか高杉は満足そうに微笑む。
高杉「じゃあな、楽しかったよ」
『私は楽しくなかったし恥ずいだけだったんだけど?そもそも君何で居たの此処に!!ちょっと!?』
そうしてそのまま高杉は、その場を去った。
口元に笑みを描きながら。
『もう記憶喪失になんか絶対ならないから!!!』
ー
リク有難う御座いましたー!!
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます!そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです!図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです!ぱっつぁんですね、頑張ります!バラガキ篇も頑張りましたー!!これからも宜しくお願いします! (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年3月3日 13時