第三百八十ニ訓 ページ4
鉄は……私達の期待通り……いや、期待通り越して色々やってくれた。
いやホントに色々。
配給係の筈なのに山崎のポケットにカレー入れたり。
バスケして剣術稽古を邪魔し、更に妨害したり。
本当に色々やってくれた。
ハッキリ言ってしまうと私は怒ってないし、別に良いかな〜位にしか思ってない。
が、問題はトシだ。
いつ堪忍袋の緒が切れるか分からない。
まァ切れたら切れたでその時は何とかするんだけどー。
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<こちら山崎。聞こえますかAさん>
『えー?あー…聞こえる聞こえるー。あっ、おねーさんポンデリングとオールドファッション追加でテイクアウトで』
<思いっきしドーナツ食べてんじゃねーか!!>
ただいまインカムの調査中。
いくら上層部から届いた物とはいえ油断は禁物。
って事で私と山崎でインカムの状態を確認する事になったのである。
<ちょっと!一応任務なんですよ!?>
『えー?私が外を適当にブラブラ歩いて君が屯所から指示送るだけじゃないか』
<いやそれはそうですけど……>
でも私はそれだけじゃつまらない!!
という事で心優しい私はドーナツをお土産として買っているんだよ!!
え?誰へのお土産かって?
そんなの決まってるじゃないか、自分だよ。
『そんでー?次はどこに向かえば良いんだい?』
<アッ、ハイ。ってもうドーナツ買い終えたんですね!?>
『うん、六つテイクアウトだよ。ポンデリング美味しいよねェ』
<そうですね……じゃなくて!!ハァ…まあいいや。次は東南の方向ですね。できる限り離れて……>
_____『!』
するとそこで、路地裏付近で倒れている女性を見つけた。
事故?体調不良?飢餓?分からない。
だけど女性が倒れているのならする行動は一つ。
『山崎、後でまた連絡する』
<えぇ!?ちょ___[ブチッッ]>
インカムの電源を消して女性に駆け寄った。
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます!そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです!図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです!ぱっつぁんですね、頑張ります!バラガキ篇も頑張りましたー!!これからも宜しくお願いします! (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年3月3日 13時