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孤独と自由にさよならを 17 ページ7

なんだこいつ。
頭大丈夫か?
顎に手を当て考える素振りを見せるそいつに頭を傾げる。
その後ろにいる緑は僕を見ては何か言いたげな表情をしているし、一体なんなのだろうか。

「A」

「なんだよ」

「手を出してくれるか?」

はい?
突然の要求に目が点になる。
えっと、なんで?

緑も少し驚いた顔をしている。
赤はホントに表情動かねぇな!?

「えっと……?」

「手だよ、手」

「はあ……」

意味が分からないまま右手をシンドバッドの前に出す。

かしゃん

聞こえた音に、その方向……つまりは僕の右手に視線をやる。
僕の右手は、色鮮やかな紫のリングに飾られていた。

「なに、これ」

「腕輪だよ」

「いや、見れば分かるけど、えっと、なんでまた……?」

「お前がこの国から出ないようにするためだ」

「は?」

こいつはなにをいってんだ?

「シン……? どういうことですか……?」

「言った通りの意味だよジャーファル。この腕輪はAがシンドリアから出ないようににするためのものだ」

「なにいっ、て」

言っている意味が分からない。
閉じ込める? 僕を? この国に?

「待って。待て待て待て待て一体全体何がどうしてそうなったのさ意味が分からんっていうかお前昨日言ったよな今日一日だけって言ったよななのに僕がシンドリアから出ないようにするってどういうことだ言ってたこととやってることが真逆なんだけど!!??」

ぐるぐると頭に湧き上がった言葉を一息で口に出す。
本当こいつ何考えてんの!?

「A、お前は昨日昨日と言っているが、お前がこの国に来たのは三日前だぞ?」

「は? へ? 三日前? ……何言ってんだんなわけあるか。僕は確かに昨日……」

「正確には、三日前から今日までお前は眠っていたんだ。だから三日前のことを昨日と思っているんだよ」

「はあ??」

こいつは本当に何を言ってんだ?
眠らせた? 僕を? 三日間?
頭がぐらぐらする。

三日って、三日って……。
樽の中で何日か眠ってた僕ならなくはない可能性だけど、でもそれを続けてやるなんてそんなこと。

「そんな、続けて僕が何日も眠ってたなんて」

「ああ、薬を盛ったからな」

「なにやってんの!!??」

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みかん(プロフ) - 了解しました!続きも楽しみに気長に待ってます! (2019年5月28日 13時) (レス) id: 7884fe9a14 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - あいさん» お待たせ致しました。リクエスト作品が出来上がりましたのでお伝え致します……! (2019年5月28日 10時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - みかんさん» 申し訳ありません、先に白龍の分ができあがりましたのでこちらを先に公開致します。続きはもう少々お待ちください……! (2019年5月28日 10時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - あいさん» 了解です! 他のリクエストも消化しつつになるので少し遅れますが、ご了承くださいませ…… (2019年5月1日 14時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
あい - そうだったのですかこちらこそすみません (2019年5月1日 11時) (レス) id: bcb6bd7e00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズヒ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年3月1日 2時

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