孤独と自由にさよならを 14 ページ4
灯りが灯った廊下を歩くシンドバッドは、考え事をしていた。
それは今日会った少年のことで。
シンドバッドの目的地は、どうやら彼が泊まる部屋らしい。
「ん……？」
廊下の先。
壁伝いにこちらにフラフラと歩く影が見えた。
灯りが灯っている、と言っても今は夜更け。
それなりに暗く、顔が見辛い。
「A……？」
ようやくはっきりと見えた姿に、さっきまで考えていた彼の名を呼ぶと同時にガクン、と突然Aの体が床に落ちた。
「A！」
Aに駆け寄り「彼」の体を支える。
息が荒いことに、近づいて初めて気づいた。
それと、
「(？ 体が……)」
「少年」にしては、やけに体が細いことも。
違和感を感じAを見つめていると、弱々しくシンドバッドの服が掴まれた。
「A……？」
顔を覗き込み名前を呼ぶ。
だが、フードの奥は暗く靄がかかったようでAの顔を見ることはできなかった。
「……だ」
「おい、どうしたA。大丈夫か？」
「いや、だ……」
ぜえはあと呼吸をしながら、苦し気に呟かれた言葉にシンドバッドは眉を顰めた。
一体なにが「いや」というのだろう。
この国にいることだろうか。
「ひとり、は……ひとりぼっちは、いやだ……」
「っ……！」
「みんなは……？ みんなはどこ……？ ひとりはっ、いやだよ……！」
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みかん(プロフ) - 了解しました！続きも楽しみに気長に待ってます！ (2019年5月28日 13時) (
レス) id: 7884fe9a14 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - あいさん» お待たせ致しました。リクエスト作品が出来上がりましたのでお伝え致します……！ (2019年5月28日 10時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - みかんさん» 申し訳ありません、先に白龍の分ができあがりましたのでこちらを先に公開致します。続きはもう少々お待ちください……！ (2019年5月28日 10時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - あいさん» 了解です！ 他のリクエストも消化しつつになるので少し遅れますが、ご了承くださいませ…… (2019年5月1日 14時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
あい - そうだったのですかこちらこそすみません (2019年5月1日 11時) (レス) id: bcb6bd7e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユズヒ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月1日 2時
