第147話 鳳仙side→銀時side ページ47
乾く…
どうしようもなく
何度地にひれ伏せさせても
何度希望を断ち切っても
何度も立ち上がる
同じだこの瞳は…
この気高い魂は
何度…何度…！！
何故わしに歯向かう
何故…！！
邪魔をするだ…！！！
鳳仙「いらぬ！！
この常世に
このわしに…
太陽などいらぬわ！！
貴様らが如きか細き火など
わしが残らずかき消してくれる！
その忌まわしき魂と身体
引き裂いてな！！」
･
･
･
銀時side
「きっさまぁぁぁぁぁ！！！」
俺は手元にあった一本のクナイ
今にも振り下ろそうとしてるデカブツの腕に
俺は“届け”と願って投げた
神頼み？柄じゃねぇよ
ただ、振り下ろさせちゃならねぇ
そう思っただけだ
元々持ってた刀を肩を貫通させた
その直後俺の脇腹に直撃する巨大な番傘
おいおめぇ肩に刀ぶっ刺さってんだろ
なんでそんなに動けんだよ
バケモンかよ…
楓乃音「銀っ！！」
…アイツの声が聞こえる
俺のことを掻き乱すアイツの声が…
俺ぁ、ここで死ぬ訳には行かねぇんだ
振り下ろされた“そいつ”に
足を乗せ抑える
突き出した刀を素手で破壊される
鳳仙「ふん
終わり…」
…それだけだと思うな
つなぎ止めろ
魂を手繰りよせろ
生をしがみつけ…！
縋りつけ…！！
噛み付け！！
泣きつけ！！
どんなになっても…！！
月詠「いけぇぇぇぇぇぇぇぇえ！！！」
護り抜け！！
俺は
投げられた木刀を掴んだ
そのまま木刀首元狙って
振り切った
どんなに壊されようが
どんなに折れようが
俺の中にあるぶっとい剣は
折れやしねぇんだよ
銀時「おおおおお！！」
反撃する暇を与えるな
息さえさせるな
もうチャンスは二度とねぇ
これで決めなきゃ負ける
…いや負けらんねぇ
終わりにするんだ
銀時「おおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」
これで…！！
シメーだぁぁぁ！！！
鳳仙「ごはぁぁぁぁっ！！」
先程のお返しとでも言うかのように
今度は俺が鳳仙の野郎を壁までおいつめ
木刀を突き出した
だが流石夜王と呼ばれるだけはある
それだけじゃ終われねぇよなぁ？
鳳仙「きさ…ま…」
俺の木刀をミシミシと力強くつかみ
空いた手で俺の頭を鷲巣神にしようと手が伸びる
…甘いぜ？
その場を離脱した俺
愛美の奴は伸ばされたその手を掴んで
そのまま腹目掛けて蹴り入れた
鳳仙「がはっ…！！」
楓乃音は2本の刀で乱れ撃ちの如く
言うなら鎌鼬だ
その攻撃は反撃の暇すら与えねぇ…
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智琉深(プロフ) - もう最高(*￣ii￣) (2019年12月15日 1時) (
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作者名：龍央 | 作成日時：2019年12月14日 2時
