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__________!!!!!!
そうか、そうだった!!!!!
衣更先輩のことも!!!!載ってるんだ!!!!
「あるはずです!!」
ありがとう先生。家に帰ってからの楽しみが増えましたよ。
先輩のこと、もっと知れるかも…!
「…ちょっと、気になる」
「え?」
「俺、どういう風に書かれてんだろ」
封筒に視線を注がれる。
いやしかし。
「や、あの、これ、一応極秘らしいです」
「そうなのか…まあ…そうだよな〜」
一応。一応だけど。
封筒を握る力が強くなる。
「でも」
首をこてん、とかしげて。
「俺のやつならさ、見てもよくないかな〜って」
上目遣い気味でこちらをロックオン。
「ほぐッッッッッ」
___________なんですかその必殺技。
思わず叫びそうになった口を慌てて手で抑えたせいで変な声が出た。
「俺の情報なら俺自身が見ても大丈夫だろ」
「で、でも…!」
「…だめか?」
「ッッッッッ!!!!!!」
セカンドアタック。なんという攻撃力。クリティカルヒット。
「そ、ですね、はい、いいと思います」
「よっしゃ」
HPは4分の1。力の入らない手で封筒の中を漁る。
…これかな?
『ユニット・個人プロフィール』と書かれた冊子を取り出した。
パラパラめくると早速Trickstarの文字が。
「お、発見?」
「ありました!」
どうぞ、と渡そうとした瞬間、ハッとする。
「うあ、ちょ、っと待ってください!!」
「うお、な、なんだ?」
持っていた封筒を落としてしまった。
それでもこの冊子の方が今は重要で。
「すみません…これ、先生に貰ったもの、だから…
もしかしたら評価みたいなのが書かれてたりするのかなって」
「評価?」
「もしかしたら先輩の良いところと悪いところとか…そんなのが、あったり、したり…するかも、なんて」
____________逆に失礼かな、こんなこと言うの
「だから、その、先輩、傷ついちゃったら…いやです」
先輩はぽかんとしたまま。
あーーだめだったかな、やっぱだめだったかも、先輩相手に失礼すぎたかもしれない。何これデジャブ。
やってしまったという気持ちがじわじわ出てきた。
「…佐藤」
「は、ひ…っ」
「この!お人好しめ!」
「ひぃ!!すみませ、……へ??」
「やっぱ変わってないな〜」
「えっ?えっ?うえ、わ、」
わしゃわしゃと頭を撫でられる。
え、待って、先輩待って。処理が追いつかないです。
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さかな(二代目)(プロフ) - 作品読ませてもらいました!!首を長くして待ってますね! (2023年3月30日 16時) (レス) @page40 id: 9e11fcf3bc (このIDを非表示/違反報告)
なな - 衣更くん超好きです!!!それに加えて梶さんボイス、、、、この作品に感謝です!!コメント失礼しました! (2019年12月2日 11時) (レス) id: 1759c02e87 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 舞華さん» わかります…ちょうかっこいいっすよね…だからこそ我らはこのステキな小説を見ているのですよ… (2019年10月4日 19時) (レス) id: 42841d36f6 (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - 真緒くんむっちゃかっこいいですよね!すっごい共感します! (2019年8月26日 16時) (レス) id: 536eb77c6b (このIDを非表示/違反報告)
ひぃさん(プロフ) - みかん星人さん» んんん分かります分かります...こんなに衣更真緒で共感できた方初めてです嬉しいです!!!! (2019年8月17日 9時) (レス) id: 94c95b6fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃさん | 作成日時:2019年7月21日 0時