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私にとって衣更先輩が推しのまま、半年。
案の定先輩はバスケ部のキャプテンになった。
「声声!!声出せー!!」
「そこカバー!!」
…たまらん。
「すごい…すごいよふうちゃん
めっちゃ衣更先輩の声が聞こえる」
「そうだねえ」
「耳があってよかった。うわ2つもあんじゃん…
ありがとう神様…」
「あんたそろそろやばいよ
つか今練習中な」
幸せ、幸せすぎる。
が、しかし。
_______先輩、キャプテンになってから表情険しくなった…?
キャプテンになった重圧?
プレッシャー?
「10分休憩ー!!」
パンパンと手を叩きながら笑顔で言う衣更先輩。
…気のせい、かな
でもやっぱ大変だよね
先輩部活以外でも色んな人に頼られてると思うし
あ、生徒会もしてるんだ
先生からも頼りにされてるんだろうな
衣更先輩だって同じ人間だもんなあ…(今さら)
もし私が先輩と仲良くて
相談まで聞いてあげれる存在だったら_______
「Aってば!!!!」
「おはぁっ!?!?へ、あ!!え!?!?」
「ぼーっとしすぎ!」
「あ、ああ…ごめん」
はっと我に帰った。そこまで考え込んでしまっていたのか。
「ほら…キャプテン怒ってるよ」
小声で耳打ちしてくるふうちゃん。
「へ?衣更先輩?」
「あほか!うちのキャプテンだよ!」
「…えっ」
恐る恐る女子バスケ部のキャプテンを見る。
「…A〜〜〜」
「は、ひ!!」
「またあいつのことかァ!!!!」
「す、すみませ……ッ!!!!」
あいつとは、まさに衣更先輩のこと。
女子バスケ部では私が先輩を推しに推しまくっていることはみんな知っていて。
「Aだけダッシュ5本追加ね」
「はいぃ…」
「声が小さい!」
「はい!!!!」
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さかな(二代目)(プロフ) - 作品読ませてもらいました!!首を長くして待ってますね! (2023年3月30日 16時) (レス) @page40 id: 9e11fcf3bc (このIDを非表示/違反報告)
なな - 衣更くん超好きです!!!それに加えて梶さんボイス、、、、この作品に感謝です!!コメント失礼しました! (2019年12月2日 11時) (レス) id: 1759c02e87 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 舞華さん» わかります…ちょうかっこいいっすよね…だからこそ我らはこのステキな小説を見ているのですよ… (2019年10月4日 19時) (レス) id: 42841d36f6 (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - 真緒くんむっちゃかっこいいですよね!すっごい共感します! (2019年8月26日 16時) (レス) id: 536eb77c6b (このIDを非表示/違反報告)
ひぃさん(プロフ) - みかん星人さん» んんん分かります分かります...こんなに衣更真緒で共感できた方初めてです嬉しいです!!!! (2019年8月17日 9時) (レス) id: 94c95b6fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃさん | 作成日時:2019年7月21日 0時