最終香 ページ44
翌日。
朝御飯を作って太宰さんと一緒に本拠地へと向かう。
此が日常。
因みに車内では太宰さんの手が忍び寄って来るのを払わなければならない。
理由?
危ない以外に何があるの?
然し太宰さんは其で不機嫌になってしまう。
けれど大丈夫。
機嫌を直す手は一つ。
『こっち向いてください。』
半分拗ねた顔で此方へ向き直る。
私は両手で頬を包む。
そして顔を近づけ、口づけた。
"頑張れのちゅー"である。
するとホラ。
太宰さんの顔には笑顔が浮かび上がっている。
此が日常。
此が私の幸せ。
「私も君に半日分のフェロモンあげないとね。」
そう云って深く口づける。
甘くて溶けそうなキスは、しっかりと彼の心に溶けていく。
私は彼から離れられない。
離れたらこれ以上の幸せを見つけるのなんて無理だと絶望してしまうから。
私は今が幸せ。
伯父様の娘で、エリスちゃんの娘で、偶に中原さんと話して、そして太宰さんからたっぷりのフェロモンと愛を注がれる。
私は室生A。
ポートマフィアの会計兼情報管理者。
わけあって幹部からフェロモンを摂取しております。
-not continue-
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ゆら(プロフ) - 棒緑カエル軍曹ってあれですよね!?あれ私も大好きです!! (2023年2月16日 20時) (レス) @page45 id: 9fa1b4957f (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - イージストさん» ご意見ありがとうございます。えと、少し考えてみます笑私もこの作品が好きなのでそう言うような形で続けられれば嬉しいですし。 (2019年2月27日 16時) (レス) id: 311cf89819 (このIDを非表示/違反報告)
イージスト(プロフ) - これの中也バージョン見たいかも (2019年2月27日 15時) (レス) id: d35fbbbafd (このIDを非表示/違反報告)
ゆちよきし(プロフ) - 博識のうさぎ(仮)さん» これからも、様々な小説で陰ながらこっそりと拝見させて、応援させて頂きます! (2018年12月10日 22時) (レス) id: 09928c8e9d (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - サキさん» ありがとうございます!更新頑張ります!こちらこそここまで読んでくださりありがとうございました! (2018年12月10日 20時) (レス) id: e5b267ef9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:
作成日時:2018年8月14日 9時