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風邪3 ページ26

―sideラン

帰ってきて、ちょうど昼過ぎなので昼食を作りましょうか

ラン「宗様は、お休みになって下さいね?」

宗様に冷えピタを貼り、そういうと

宗「…嫌だ」

今日の宗様は駄々っ子みたいです…

ラン『…じゃあ、ソファで休みながらテレビでもみてて下さい』

さて、お粥…?

ラン『宗様、何か食べたいもののリクエストg宗「クロワッサン」…食べれますか?』

とりあえず、作るだけ作りましょうか
クロワッサンが食べれなかった場合に備えてお粥を作りましょう

―――――――――

クロワッサンが出来ました

ラン『宗様、食べないなら無理に食べなくても誰も取りませんから』

宗「…ん」

やはり、少し喉が痛いのでしみるようです。お粥にしましょう

ラン『宗様、お粥ですよ』

宗「嫌だ、クロワッサンが良い」

ラン『痛いのでしょう?クロワッサンは何時でも食べれるのですよ?』

宗様はしぶしぶお粥を食べました

あとは薬ですね…どうしましょうか

ラン『宗様…お薬飲みましょうね』

宗「……嫌だ」

宗母「あら!ランちゃん!おかえりなさい!!!」

宗「母さん、五月蝿いのだよ」

ラン『ただいま帰りました、宗様…お薬飲みましょう』

宗母「うーん…じゃあ私が宗くん押さえてるから、その隙にランちゃんが宗くんのお口にお薬を投入ってはどう?」

宗「拷問みたいで嫌だ…却下」

結局、私の右腕に宗様の頭があって、宗様は私にしがみついてる状態で奥様が無理矢理入れました

宗「うぇ…不味い…」

ラン/宗母「『良薬は口に苦しです/よ、宗様/くん』」

宗「2人揃って…」

ラン『お薬も飲んだ事なので、お部屋で寝ましょうか、宗様』

宗「このままが良い」

十中八九、私が痺れると思うので却下します…

宗「歩きたくない」

田中「坊っちゃま、メイド長に甘えてはいけません。」

ライ「坊っちゃま、どうしても歩きたくないと仰るならば、私が坊っちゃまを担ぎますよ」

宗様が明らかに嫌そうな顔をされてます。
田中さんは執事長、つまりまとめ役なので、専属執事ではないです。
ライさんは宗様のお姉様の教育係です。

宗「ラン、部屋に戻ろう」

ラン『はい』

―――――――――――――――

ライ「メイド長は坊っちゃまを甘やかし過ぎてますよ。だから坊っちゃまが成長しないのに」

田中「坊っちゃまとメイド長はあの2人で1つなのだから仕方がないのだ」

ライ「ふーん…難しいッスね」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2016年7月16日 21時

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