同居人は有名人《ﾆﾉﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ》 (ページ31)

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31、一緒に？！ページ31

顔を洗ってクールダウン。

なんだあれ。
なんだあれ。

キスされたほっぺが熱い。

ドクンドクン。
とまらない！

クールダウン、クールダウン。

いや、無理！！

もう五年彼氏いない化石な女だから、かなりうろたえた。

しかも、芸能人に。

大丈夫だから。からかわれただけ。

ニノ『A～？まだ？』

ドキ！！
向こうの部屋から呼ばれる。

『今行き…行く！！』

とと、セーフ！
もう、ペナルティなんて受けないんだから！！

急いでリビングへとむかった。

あれ？
リビングに行くと、彼はいない。

寝室から声がする

ニノ『そっちの電気消して来て～』

言われるままに電気を消してから寝室へいく。

すでにベッドにいた彼が

ニノ『寝よ。』

て、笑顔で。

『一緒に？ここで？』

ニノ『うち、布団の予備ないから。いいでしょ。昨日も寝たし。広いし。』

『本気で？いや、いや、』

固まってしまった私。
たしかにダブルベッドくらいの広さ。
でも、でも。

見かねた彼がちょっと笑って

ニノ『なんにもしないから。』

て、優しく言うから。

私の手をグイッと引っ張って、ベッドに誘う。

抵抗もせずにそのままベッドに入った。

彼は、私からすこし離れてベッドのすみに横になる。

それを見て、私もベッドの逆側の端に寝転んだ。

しばらく二人ともなにも言わずにいて。
寝たねかな？なんて思った時に話しかけられた。