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「Aちゃんそれ僕がやるよ」
晩御飯を食べ終わって食器を洗おうとしたら
突然の翔くんからの申し出
「え？なんで？それよりお風呂入って来なよ」
いつもは私がやってるのに
「いーのたまには僕がやるから
Aちゃんが先に入ってきて」
ほらほら入ってきて〜と台所を追い出されてしまった
「今日はもう入っちゃダメだからね！」
1度言うともう聞く耳を持たないのは知ってるから
大人しくパジャマを持ってお風呂に入った
だが心配である
「あー大丈夫かな･･･食器割って怪我なんかしてないよね」
流石にもう大人だから大丈夫だと思っても
湧き上がってくるこの不安
いつもより少し急いで体を洗ってでた
「翔くん大丈夫！？」
リビングに早足で入ると
翔くんは仕事をしているのかパソコンを開いていた
「ふぇ？大丈夫って何が？」
なんの事か分からないようで首をかしげてる
おぉメガネ姿でかしげるのもまたかわいい･･･じゃなくて！
「食器ちゃんと洗えた？割ってない？」
「洗えたよ？割ってもないよ？」
そこまで言って私の気持ちが分かったのか眉を寄せて
「もしかして僕が食器をちゃんと洗えないって思った？」
少し怒ったような顔で聞いてくる
「え、あ、いやぁそのぉ･･･」
図星だったのとそう思った事に対する
申し訳なさが混ざって曖昧な返事になってしまった
だが翔くんはちゃんとそれを肯定したと見抜き
頬を膨らませて
「酷いAちゃん！もう知らないもん！
僕お風呂入ってくる！」
怒ってお風呂に入ってしまった
「あーやってしまった」
流石に心配しすぎた出てきたらちゃんと謝らないと
髪を乾かしてから翔くんが出てくるまで
ソファに座っているとだんだんボーッとしてきた
それに出てきたばっかりなのに寒気まで
(あぁヤバいこれは本格的にきた･･･)
意識が朦朧とする中で翔くんを待ってる状態
(翔くん･･･翔くん)
すると遠くでドアが開いた音がした
(あ･･･きた)
そこで私の意識は途絶えた
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ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2018年10月31日 0時) (
レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2018年10月29日 16時
