トップアイドルは幼馴染～1～ (ページ4)

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あれからいつも通り渋々仕事に行く翔くんを見送って

私も仕事に行く準備をする

ちなみに私はこの近くにある小さなカフェを経営していて

営業時間は朝の10時から夕方の6時までである

席はカウンターが5つとテーブル席が3つあとは個室が2つ

お客さんもそれなりに来てくれて繁盛しているし

常連さんとのカウンター越しの会話も楽しい

この仕事は私にあってると思う

店に着いたらさっそくランチの仕込みを開始

それが終われば店の掃除や仕入れなどを済ませ

そうしている間に2時間が過ぎて開店時間になる

「いらっしゃいませ！」

今日も頑張るぞ！

～side翔～

「ありがとうございましたー」

朝から雑誌の取材でお腹が空いた

ふと時計を見るともう昼過ぎである

この時間ならAちゃんのランチメニュー食べれるかな

そう思い楽屋を出て行くと何故かニノも着いてくる

「ニノどうしたの？」

「翔さん昼飯食べに行くんでしょ？」

すると俺の耳元に口を近づけてこう呟いた

「愛しのAちゃんのラ・ン・チ」

「はぁ！？」

図星をつかれて思わず大きな声がでる俺を見て

ニノは楽しそうに笑っている

「そ、そんな事ないよ！」

「ｸﾌﾌ･･･隠さなくてもいいんですよ？

それに我々も久しぶりに会いたいですし」

「え･･･わ、我々？」

ニノの視線を追ってそーっと後ろを振り向くと

残りの3人がニコニコしながら立っていた

「ありがとうございましたー！」

ランチのピークも大分落ち着いてきた

いつも沢山の人が来てくれるから嬉しい

それに美味しかったと言われるだけで顔がニヤける

するとランチが終わりそうな頃にまたお客さんが

「あ、いらっしゃい･･･ませ？」

男性5人組で帽子を深く被っていて見るからに怪しい人たち

私のいるカウンターの近くに来ると聞き覚えのある声で

「「「「「ランチメニュー下さーい」」」」」

と小さな声で注文した