23 side翔 ページ24
心配だったほんとにただそれだけ
Aちゃんは特別綺麗でもかわいいわけでもないけど
昔から愛想もよくて気が利く子だった
自分を偽って近づいくるような子じゃなくて自然体なんだ
だから男子から好かれることが多かった
本人は無意識なんだろうけど
男心をいきなり掴んでくることをサラッとしてくる
俺は他校だったから心配で仕方なかった
もし告白なんかされたらどうしようかと
そんな俺を見かねて協力してくれたのが来美ちゃんだった
来美ちゃんはAちゃんとずっと同じ学校で
告白しようとする男子がいたらチャンスを与えないように
さり気なくAちゃんを守ってくれてた
今回も来美ちゃんがいるなら大丈夫だと思ってた
あの連絡が来るまでは
「あー眠い･･･」
「智くんもうちょいだからがんばって目を開けて」
俺はその時しやがれのロケの休憩中で
もう少しで終わるところでそんな時に連絡が来た
「ん？来美ちゃん？」
内容を読んでみると
「は？合コン？」
あの食事会は実は合コンでAちゃんは
何人かの男に気に入られているという内容だった
「しょ、翔ちゃん？どうしたの顔が怖いよ」
相葉くんの声に顔を上げると
みんながこっちを見ていた てゆうか
「俺そんな顔してた？」
みんなが一斉に頷く
「眉間にしわよせてスマホ睨みつけてたよ」
「一体どうしたんですか
さっきまで普通だったじゃないですか」
「いや･･･なんでもないよ」
「なんでもない顔じゃなかったよ」
さっきまで寝そうだった智くんが
いつの間にか起きて鋭くみてくる
観念してさっきの事を伝えると
みんな納得したような顔をして
「成程ね〜そりゃ心配だわ」
松潤が可笑しそうに笑う
「なら早く終わらせよっか！」
相葉くんがキラキラした顔で見てくる
「頑張るのはいいけどヘマしないで下さいね？相葉さん」
「なんで俺に言うのさ！」
2人の話に笑いながら残りのロケに向かった
そして終わって連絡が来ていて見てみるとどうやら
2軒目に行ったらしく場所を見てみるとこの近くだった
みんなに先に帰ると伝えて向かっていると
途中でAちゃんが外に出て
1人の男が後に続いて出て行ったと連絡がきた
何だか嫌な予感がして急いで向かうと見えたのは
男と向かい合っているAちゃんの後ろ姿だった
それに徐々に顔が近づいていってるように見えた
そこで俺の中の何がキレた
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ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2018年10月31日 0時) (
レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2018年10月29日 16時
