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なんて会話をしてからの沈黙。
普通沈黙って嫌いなんだけど。
高木との沈黙は嫌いじゃない。
高木の作るこーゆー空気感とか、好きなんだよな。
なんて
窓外空を見上げながらぼーっと考える。
そ都内から1番近い海だった。
まだ海開き前だからか、人は少ない。
いくになってもやっぱり海に来るとワクワクしてしまう
キラキラと太陽の光を反射させる水面
足跡のついてない砂浜についてくふたりの足跡。
どれも今この空間に俺らしかいないみたいで、
高木を独り占めしてるみたいで嬉しくなる。
tk「いのおくん」
海に見とれてすっかり話しかけるのを忘れていた。
in『なに?たか……"パシャッ" え?』
呼ばれて振り返ろうとしたらカメラのシャッター音
tk「綺麗すぎて撮っちゃった。」
たかきって……
笑い方も言い方も……理由もずるい。
怒るどころかキュンキュンしてしまう。
tk「俺さ、こんな写真増やしていきたい……」
ぽつりとそう呟いた高木。
in『え?』
tk「これから、伊野尾くんの泣き顔も笑い顔も、
怒った顔だって隣で見てたいなって。」
in『高木……それじゃまるで』
告白みたいじゃん……
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作者名:しとらすみんと | 作成日時:2020年7月12日 23時