抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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明日に林間合宿が控えており、今は個性の限界を越える為に水量を増やして操っている
最初の方は安定していたのに、時間が経つにつれて身体がふらついてくる

急に目眩がしてきた所で個性を解除した

立ってはいるがふらふらで、思うように物事を考えられない
脱水症状

知らず知らずに自分の体内の水分を使ってしまったようだ
保健室に行ってリカバリーガールから治療して貰ってベッドの上に座り込む


リ「アンタ...最近無茶しすぎだよ」

「無茶をしないと、皆に追い付けないんです」


私に飴を渡しながら椅子に座るリカバリーガール
心配をしているのか私を見つめる


リ「アンタ、イレイザーのクラスの子だろう？怪我人が何時も多い...」

「ヒーロー科ですからね...」

リ「そう言いたいんじゃあない！皆自分の身体を二の次にしすぎなんだよ、勿論アンタもね」


ビシッと杖を私に突きつけてくるリカバリーガールに苦笑いをしながら返す言葉が見つかってこない
リカバリーガールの話に付き合っていれば相澤先生が保健室に入ってくる


相「体調はどうだ」

「大分良くなりました！」

相「そうか、なら今日はもう帰れ。明日から林間合宿なんだ」


「はーい」と返事をして保健室から出ていく
周りから見れば普通の生徒と教師
でも、普通になれない私達はいつか普通になることが出来るのかな？

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