抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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翌日、A組の子は全員バスに乗って行き先も伝えられていない林間合宿の場所へと向かっていく
トイレ休憩などは一度しかなく、皆がバスを降りて休憩を済ませた

移動中、ガヤガヤとうるさいバスの中で相澤先生は何も言わずただ座っていた


「林間合宿か.......どんなことするんだろう」

耳「事前に何も言われてないもんね...でも、ちょっと楽しみ」


耳たぶから伸びるイヤホンを動かして嬉しさを表現する耳郎さんに笑顔を向ける
暫くお菓子をシェアしたり、喋っていればバスが止まった


相「降りろ」


その一言で全員荷物を置いてバスから降りていく
降りた場所には何もなくて、崖しかない


相「既に合宿は始まっている」


その言葉と共に相澤先生の後ろから二人の女性が現れる
猫をモチーフとしたコスチュームを着ていた

決め台詞のようなものを言い終えて私達の前に立つ
........緑谷君がすごい...ぶつぶつ言ってる....
"ワイルドワイルドプッシーキャッツ"

名前は聞いた事があるヒーロー
自分、そんなヒーローに詳しくないからな......

すると突然岩が動いて私達を崖から落とす
皆地面に叩きつけられて先にある森を見つめる


マ「魔獣の森！そこを通って彼処にある合宿所まで三時間で来な！」


指指す方向には少し飛び出た屋根が見える
.....三時間で？
それに、さっき魔獣の森って.......

森の方へ目をやると、岩が動きだして私達に襲いかかってくる
これ、絶対三時間じゃ無理でしょ......

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