[ダイヤのA]青道の天才マネージャーパート4

101話　聞かせてくれないかな ページ1

どうすればいいのかわからなくなった私は、屋上に向かっていた




ガチャという音が聞こえ振り返ると







「ん？
A？
どうした？そんな顔して……」






一也の姿があった






「一也……
どうしよ……私………」

「……なんかあったのか？」

「うん、まあちょっと……」

「なにがあった？」

「私……
また転校しないといけないかもしれない……」

「はぁ！？何言って……」







一也が声を荒らげるのと同時に



また扉の開く音が響いた







「A……ッ！！」

「瑠奈……」

「ねぇ、A
前の学校でなにがあったの？
あたしにも言えないことなの？」

「瑠奈……」

「確かにあたしたちは、出会ってから何年もたった訳じゃないよ
でもね、あたし絶対Aと親友になれると思うんだ」

「……！！」

「すぐにあたしのことを信頼してとは言わないよ？
少しずつでもいいから、あたしのこと信頼してほしいんだ」

「……！！
瑠奈……」

「聞かせてくれないかな？
前の学校でなにがあったのかを……」

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