死に急ぎの少女【SECOND】 (ページ5)

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35話ページ5

神様に呼ばれてないのにこの世界に来た。なぜ？笑

『神様...リヴァイの姿見せて』

神「自由だなぁ...まぁしかたない。ほれ」

神様から出された鏡を見ると壁外にいるリヴァイ、うっわ..すごい巨人狩ってるし、こわ

神「頑張ってるな」

『そうだよ～！かっこいい彼氏でしょw』

神「ほぉ～見つけたのか」

『うん。』

神「なら、もう時間は必要じゃないな」

『え？』

時間は必要じゃない？？

神「お前にとってリヴァイが運命の人なんだろ？我らは運命の人は知らないし、それを決める権利はない。」

ってことは...

『最初から私が運命の人と言えば、そのひとが...』

神「そうだな」

そうなんだ...神様も意地悪だなぁ笑

『でも、時間はいらないって..』

神「運命の人を見つけられたならすぐにでも弟に会えるように転生させる。その準備をせねばならん。」

そうなんだ...

神「まさか、弟と会いたくないとか言わないよな？」

弟と...っ、

『分からなくなっちゃった...リヴァイに出会って、リヴァイと暮らすようになって、弟のことを思い出さない日が多くなった。でも..リヴァイと一緒にいたいけど...いていいのかもわからない』

神「どうするかは自分で決めろ。弟に会うために転生をするか、リヴァイと暮らすために転生を辞めるのかを」

え..？転生を辞める？？

神「伝えてなかったな。お前は現世に転生もできるし、別世界に生きることも出来る。ただし、二度と現世には転生出来ぬぞ」

弟に会って転生をするか...リヴァイと暮らすために、二度と転生できないようにするか..か..

神「時間は限られておる。今のお前の体じゃ病気には耐えられん」

え..？病気？

『私は死んだから病気はないんじゃ..「何を馬鹿なことを言っている」え..』

神「死んだからと言って病気が治るわけではない。そのひとが次の世界で生きることを決めたときに病気は治る。」

じゃあ、今の私は..

神「いつ命を落とすかもわからん。それに、いつあの世界から消えてもおかしくない」

そんな..じゃあ、

『残り...残りは..どれぐらい』

神「最短で1ヶ月。最長で半年だろう」

1ヶ月...わたしはあと1ヶ月しかいられない..

神「ゆっくり考えろ。それだけだ」

『わかった..』

？「～！！A！」

あれ？誰かに呼ばれてる。

神「いけ、お前の運命を決めろ」

神様に背中を押され、私は光の中に飛び込んだ。