死に急ぎの少女【SECOND】 (ページ18)

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47話ページ18

『ここは...』

リ「明日にはエレンの部屋になる」

そっか...エレンの部屋か。やっと地下室から出てこれたんだ。よかった..

『そっか、ここにはもういられないな..』

リ「俺の部屋に来るか？」

『え？笑』

リ「エルヴィンには俺から話をつける。」

団長にか...思い出してくれたのかな、

『あ！』

リ「なんだ」

『ちょっと行く場所があるの。くる？』

リ「あぁ」

リヴァイと共に来たのは訓練場。ここにいるはず....あ！

『リスト～！！』

ﾘｽﾄ「ん？...Aさ..ん？Aさん！？」

『リスト、ただいま。ありがとう、リヴァイに手紙を渡してくれて』

ﾘｽﾄ「いえ！思い出したんですね、兵長。」

リ「あぁ、礼を言う。ありがとう」

ﾘｽﾄ「へ！？え..あ..えっと..」

リヴァイは【ありがとう】って言葉はあまり言わない。【ありがとう】は心から言いたいんだって。

『リスト、あなたがリヴァイに手紙を渡さなかったら、私はここにいなかった。ありがとう』

私はリストに頭を下げた。

ﾘｽﾄ「そんな！俺の方こそ、兵長とAさんが再びあえて良かったです。兵長、Aさんのこと幸せにしてください」

リ「あたりまえだ」

リストにお礼を言って今度はリヴァイの部屋に。

『相変わらず綺麗ねw』

リ「当たり前だ」

ですよねぇ..笑リヴァイだもんねぇ～

『ねぇリヴァイ』

リ「ん？」

『私も調査兵団に入ろっかな..笑』

リ「やめろ」

『へ？笑』

リ「おれは壁外では兵長の役目をしなければならない。お前一人に気を取られてたら命がいくつあっても足りねぇ」

それ..馬鹿にされてる感があるんですけど。

リ「A」

『ん？』

リ「ここにこい」

リヴァイに隣をさされた。
素直に行きますかw

『はい！きた..わ！』

座ると早々に抱きしめられた。
少しだけその空気を楽しむ...リヴァイは肩が震えていた。泣いてる...
そっとリヴァイの背中に手を回す。

『リヴァイ...思い出してくれてありがとう...待っててくれてありがとう』

耳元でそう囁いた