8枚目 ページ10
((??side))
「ふぅ」
仕事もある程度片付き、一息つく。
訳あって仕事内容は云えないが、俺は今倉庫街に居る。
徹夜になっちまった。眠いがこれから拠点に戻って首領に報告しなければ。
重い身体を動かして帰ろうとすると…少し離れた海沿いに全体的に黒い女が居た
女は此方をじっと見ているようだ。…チッ見られたか。
言い訳をするつもりじゃあないが、眠かったせいで少し油断が過ぎた。
とりあえず女のところへ行って見たかを問い詰めなければ。
そう思って歩み出したが、女は此方に向かって手を振り出した。
…知り合いか?いや、俺の知り合いの中で喪服を着て黒髪の女は一人しかいない。
だが奴は此処に居る筈が無い。よってあの女は俺の知り合いではない。
そう思いながらも、近づいていくと女の顔が見えてきた。其の顔は、俺の知り合いの顔だった。
いや、いやいやいや。こんなところに奴が居るわけが無い。
俺はきっと女に奴の面影を重ねてしまっただけなんだ。そうに違いない。
眠いのもあるだろうし、と帽子を取ってゴシゴシ目を擦ってみる。
そしてもう一度前を見てみると、人影はなく、ただ潮風が吹いているだけだった。
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
文豪 - マイエンジェル中也ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (2019年6月4日 22時) (レス) id: 31faebb885 (このIDを非表示/違反報告)
霜月ありす(プロフ) - 通りすがりさん» ご指摘ありがとうございます!そうですよね、気付きませんでした。修正させていただきます! (2018年1月19日 21時) (レス) id: ffe872e589 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - あの、シリーズ通しての指摘事項なのですが、設定キーワードのとこの…「ドックス」じゃなくて正しくは「ドッグス」表記だと思いますよ。(^_^;) (2018年1月19日 5時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
霜月ありす(プロフ) - イーストさん» ありがとうございます!感動です…これからも頑張りますのでよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月1日 20時) (レス) id: ffe872e589 (このIDを非表示/違反報告)
イースト(プロフ) - すごい面白いです!(僕にも文章力わけてください!!)ってぐらい面白いです (2018年1月1日 1時) (レス) id: 52f7d8a17b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霜月ありす | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月17日 18時