【文スト】月下の桜は今日も微笑む

43枚目 ページ45

※ここからはネタ全開でお送りします☆いつもネタしかないとか云ったら負け。


『こほん。私が此処に来た理由がわかったら、私のファーストキスあげてもいいよ(ヒロイン風)』
……沈黙。しらけたな
『あ…えっとー…「桜、正気かい？」し、正気…じゃないかな、うん！』


真顔で云われた。大笑いの流れだと思ったのに。


「後、君のキスはファーストじゃないからね」
え？


『いきなりの爆弾投下乙。そんなの信じる奴居ないでしょ。だって私だよ？』
この女子力皆無の自称戦闘狂の私がだよ？ありえないでしょ。
『私より庶務課の子達の方が同じ黒服でもお洒落だし可愛いし…』


自分の欠点をあげていくとキリが無い。それにかなりグサグサと言葉が突き刺さる。
『私だよ？あの首領でさえ当時守備範囲内だった私に手を出さなかったんだよ？』


「それでも僕は君が好き」
『…っは？』

いや、冗談だよね。嘘だから。期待なんてしたら駄目なのに。
私はあんたの事なんて好きじゃ無いんだから。
もしやこれって、恋愛フラグ…！？もしそうだったら全国の太宰さんファンに何て云われるか。


本当にそんな事云うの止めて、と内心思って顔を赤くしていた私。だが…


「っていう漫画好きだったな、私」
へ…？


『唐突に、何…？え？』
「あれ？もしかして、何か勘違いでもした？一人称が違うのに」
『……っ』


私、かなりちょろくなったな…もうやだ。


「おい桜、何でやり返さねェんだよ」
中也に見られた……あの大天使中也に…


⊂( ･∀･)彡ｶﾞｯ☆`Дﾟ)


取り敢えず太宰さんをもう一回殴っておいた。
「ねぇ、何回殴っているんだい！？」


まだ３回位でしょ、確か。

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