【文スト】月下の桜は今日も微笑む

15枚目 ページ17

少女は薄暗い路地裏に居た。辺り一面黒ずくめの。
『フフフッ』


彼女はニタァと背筋が凍るような笑みを浮かべる。


それには明るいところにいた時のような少女の面影は無く、何処までも虚無に包まれていた。
光など無い、彼女の側面。
冥府への使者であり、魂の管理者。それが彼女の現職だ。



路地裏にカツカツと靴の音だけが響く。


まだ昼で、少し歩けば賑やかな街があるのだが
此処は陽射しもあたらず、暗くて静かだった。


ふと靴の音が止む。彼女が立ち止まったのだ。そして、振り返った。
其の顔は何を考えているのか解らない顔をしていた。


そして……



『＿＿＿＿』



何かを云った。


私が聞き返そうとすると、彼女は嬉しそうに笑った。
だが、瞬きをした途端に何も無くなってしまった。嗚呼、消えてしまったのか。


キラキラと周りが煌めいている。いや、消えたのは彼女では無く、私の方か。
其処で暗闇に閉ざされた。
暗闇には慣れているけれど…


もしもあの世があるのなら陽の当たる世界で生きたいな…………


＿＿＿＿＿


はい、意味が解らずすみません。(もともと意味不明ですが)


一応『彼女』は桜ちゃんです。


「私」の方は過去に色々とやらかして未だに成仏出来ていない悪霊のつもりです。
悪霊の皆さんすみませんでした。


桜ちゃん遊んでばっかりだなと思ったのでお仕事風景を入れてみたかったのです。
というか完全原作無視ですよね、敦君と国木田さんと太宰さん以外出てきてないですし。


本当にすみません！忘れている訳ではないです！


遅くなりましたが100hitありがとうございます！お気に入り登録3人…！？


ありがとうございます。これからも『月下の桜は今日も微笑む』を宜しくお願いします！

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