百四拾九○●バレやすい?●○ ページ39
??>浪士相手に立ち向かうなんて普通できないわ。
式>礼なんか要らないよ。結果的に助けたのは斎藤さんだし。
??>あはは、謙遜なんてしなくていいわよ。これも何かの縁だと思うし、女の子同士、仲良くしましょうね。
式>はい?
??>あら、もしかして内緒だったの?・・・・・まずかったのかしら?
式>あー・・・。
??>あ、ところで、まだお名前をうかがってなかったわね。これも何かの縁ですもの。教えてくれる?
式>えーと、こっちの人は・・・。
??>そちらの方は、斎藤さんよね?新選組は有名だもの。知ってるわ。で、あなたの名前は?
式>・・・・・二儀・・・式。よろしく。
千>よろしくね、式ちゃん。私のことは千って呼んで。
式>(「ちゃん」・・・)千?お千?
千>じゃあ、また会いましょうね、式ちゃん。
式>・・・・・ねぇ。俺ってさ・・・・・わかる奴にはわかるような男装なの?
下から上目遣いで見上げて問うてきた式を、頭の天辺から足の爪先まで眺めた斎藤
斎藤>・・・・・さあな。
式>おい、それどういう意味だ!?
僅かな笑みを浮かべて言った斎藤に何度も問い掛けた式だったが、結局答えは返されず・・・
斎藤>そろそろ場所を変えるぞ。これじゃ、いつまで経っても見廻りきれない。
式>話反らすな!
怒鳴るような声を上げながら、前を歩いて行ってしまう斎藤を追い掛ける式だった
日一日と暑さが増していくある日の事
縁側にいる近藤に茶を届ける式
式>近藤さん、お茶どうぞ。
近藤>ん、む・・・・・ありがとう。
式>・・・・・随分と難しい顔してますけど。
近藤>・・・・・今、総司を松本先生に診せてるんだ。
式>良順先生、なんて?
近藤>まだ、なんとも・・・・・何か重い病気でなければいいのだが。もし総司の身に何かあったら、あの人に申し訳が立たんからな。
式>あの人・・・?
近藤>んむ・・・・・京に来る前、総司の姉のミツさんからくれぐれもよろしく頼むと言われていてな。
式>(総司、姉貴いたんだ)
近藤>ミツさんを怒らせたら、どんな目に遭わされるか・・・・・想像するだけで恐ろしい。
式>え・・・。
近藤>あの人と口喧嘩するくらいなら、不逞浪士十人を相手にした方がまだマシだと思えるほどだ。
土方>確かに、俺もあの人は苦手だ。
式>土方さん・・・。
近藤>何事もなきゃいいんだが・・・・・もし総司の身に何かあれば、その時はミツさんへの言伝を頼むぞ、トシ。
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作者名:ミサカ美琴 | 作成日時:2014年4月13日 22時